
「eStream」は、“電気自動車がメインストリームとなった未来”を見据えてデザインされたキャンピングトレーラー(コンセプトモデル)。Thor Industriesが製造し、フロリダRVスーパーショーで公開しました。

Thor Industriesによる“コンセプトプラットフォーム”上に、Airstreamのキャビンを載せて製造された“コンセプトキャンピングトレーラー”。コンセプトプラットフォームには電動ドライブトレインが搭載されており、トレーラーを牽引するヘッド車両に負荷をかけることなく自走可能となっています。


電気自動車でトレーラーを牽引すると航続距離が大きく落ち込みます。場合によっては通常時の約50%となるケースも。その点、「eStream」は自走できるため、ヘッド車両となる電気自動車の航続距離にほとんど影響を与えずに済みます。またキャンピングカーを牽引しながらの走行はストレスがたまることもありますが、「eStream」を使用すれば移動中のドライブも楽しめるようになるのだとか。

「eStream」は、アプリを使ってリモートコントロールすることもできます。キャンプ場に到着してヘッド車両を切り離した後に、割り当てられたスペースまで「eStream」だけで移動できます。また「eStream」を駐車した後で、駐車の向きが悪くて景色が見えないことがわかったときには、「eStream」だけで自力で方向転換できます。


「eStream」に搭載されたバッテリーは走行時だけでなく、キャンプでも利用できます。車内の照明に給電できるのはもちろん、調理時にはIH調理器を使用できます。


キャンピングトレーラーをリモコンで操縦する様子については、Thor Industriesが公開した次の動画で確認できます。