
Hanyang Technologyは「Snowbot S1」をCES 2022に出展します。除雪機版のルンバともいえる雪かきロボットです。

健康上の問題を抱える人や高齢者の雪かきを少しでも楽にしたいという思いで開発が進められている製品。軽く、まだ固まっていない雪であれば、ほぼ自動で除雪してくれます。

使用するには、除雪したいエリアのコーナーにビーコンポールを立てます。「Snowbot S1」はこのポールからの信号を受信して除雪エリアを把握し、雪かきを開始するという仕組み。誤差数センチという高い精度で、指定されたエリアを除雪します。

また、複数の場所を除雪する必要がある場合などには、スマートフォンアプリを使用して場所ごとの除雪プランを設定することも可能になっています。

手動除雪機やガソリンエンジンを搭載した除雪機と比べたときのアドバンテージとしては、利用者は除雪機のそばにいなくてもよい、というものがあげられます。暖かい室内にいて待っていれば、「Snowbot S1」が自動で雪かきをこなしてくれます。またガソリンを購入しなくても、家庭のコンセントで手軽に充電できるというメリットも。

除雪性能では、約30センチの深さまでの雪を除去できるのだとか。動作スピードは積雪の深さにより、秒速0から0.4mに自動調節されます。

「Snowbot S1」を使用しても、利用者が完全に満足する除雪は、もしかしたらできないかもしれません。でもきっと、人力ですべての除雪をするよりは楽になるはず。そのあたりはロボット掃除機と同じと言えそうです。

でもやらないよりはずっと良いですよね
CES2022は2022年1月5日から8日まで、米国ラスベガスのラスベガスコンベンションセンターで開催されます。