三菱電機は、コンセプトカー「EMIRAI xS Drive(イーミライ エックスエス ドライブ)」を、世界最大級のデジタル技術の見本市であるCES2022に出展する。

三菱電機がコンセプトカー「EMIRAI xS Drive」をCES2022で公開
三菱電機がコンセプトカー「EMIRAI xS Drive」をCES2022に出展

三菱電機はこれまでも、次世代のクルマ社会を実現するコンセプトカー「EMIRAI」シリーズを開発・発表してきた。今回CES2022に出展する「EMIRAI xS Drive」では、2019年に開発した「EMIRAI S」のShared、Service、Safety の概念をさらに進化させ、ドライバーはもちろん同乗者も含めた「乗員モニタリング」と「ヘッドライトの配光制御」で安心・安全な車移動を提案する。


「EMIRAI xS Drive」の主な特長は次の通り。

ドライバーモニタリング 乗員モニタリングで事故防止に貢献

車内に設置した近赤外線カメラによる「ドライバーモニタリング」でドライバーの目や口の開き具合や脈拍数・呼吸数などを解析。ドライバーの覚醒度低下状態や体調急変を検知したときには休憩を提案したり、車両を路肩に自動で停止させたりして事故を予防する。

三菱電機がコンセプトカー「EMIRAI xS Drive」をCES2022で公開

「乗員モニタリング」では電波センサーも使用。近赤外線カメラの死角となる毛布に包まれた幼児や座席足元に隠れた幼児も検出する。これにより、車内に幼児だけが残されている状態を検知してドライバーや周囲に通知し、幼児置き去りによる事故を予防する。

三菱電機がコンセプトカー「EMIRAI xS Drive」をCES2022で公開

ヘッドライトの配光制御で夜間運転を支援

独自のHDL(高精度ロケータ)により、前方の道路形状に合わせたヘッドライトの配光制御を実現。DMS(ドライバーモニタリングシステム)との連携でドライバーの視線にも連動させて、ドライバーの見たい方向や危険性のある方向を明るく照射して夜間運転を支援する。

三菱電機がコンセプトカー「EMIRAI xS Drive」をCES2022で公開

カメラやミリ波レーダーなどの車外向けセンサーが前方障害物や追い越し車両を検知。路面へのライティング表示と3D音像制御による警告音でドライバーに知らせる。ドライバーは直感的に危険を認知できるため、事故を予防できる。

三菱電機がコンセプトカー「EMIRAI xS Drive」をCES2022で公開

CES2022は2022年1月5日から8日まで、米国ラスベガスのラスベガスコンベンションセンターで開催される。