英国MAEVINGが「MAEVING RM1」を販売しています。“自転車に乗れるなら「MAEVING RM1」にも乗れる”をキャッチフレーズに持つ電動バイクで、カフェレーサースタイルのルックスと、自転車から乗り換えても違和感の少ない機能性を特徴としています。
電動バイクの中には、ちょっと変わったデザインを持つものも増えてきています。そんななか、「MAEVING RM1」は従来型のガソリンバイクとほぼ同じデザイン。昔はバイクに乗っていたという人から免許を取れる年齢になったばかりの若い人まで、幅広い層を引き付けるデザインとされています。
一方で、操作やメンテナンスは電動バイクならではのシンプルで簡単なもの。変速機が無いので、クラッチ操作などを時間をかけて学ぶ必要がありません。ハンドルとアクセル、ブレーキだけにフォーカスできるので自転車から乗り換えたばかりの人も違和感なく運転できます。また、ガソリンバイクであれば必要となる3か月~6か月ごとのオイル交換といったメンテナンスもほぼ不要となります。
バッテリーは取り外して室内に持ち込み充電できるタイプ。これも、電動アシスト自転車に乗っていた人にとっては移行しやすいポイントとなります。充電台も電動アシスト自転車のバッテリー用のそれとよく似た形状と仕組みになっています。
このバッテリーの充電に必要な時間は約2.5時間。フル充電すれば64-80kmの走行が可能になっています。またバッテリーはタンク(?)内にもうひとつ搭載でき、航続距離を倍にできます。
モーターはボッシュ製のリアハブタイプを採用。ハブモーターを採用したことでチェーンレスとなり、注油などのメンテナンスが不要になりました。最高速度は72kmに設定されているので、“高速道路を使った小旅行”はできません。あくまでも通勤や通学向けの仕様とされています。
電動バイクのデザインとアピールポイントには様々なものがあり、最近は“電動バイクならではのデザイン”や“電動だから実現した超コンパクトボディ”を強調したり、“電動バイクなのにガソリンバイクなみの航続距離”を主張したりしているものが増えています。そんな中、MAEVINGはデザインはオーソドックスなままにしたことで、電動化したことのメリットを際立たせるという手法を採用。通勤・通学用ビークルを探す若い人や、趣味でもう一度バイクに乗ってみようかなと思っているカムバックライダーに、「MAEVING RM1」という新しい選択肢を提示しています。
価格は4,995英ポンド(約75万円)から。現時点では英本土のみでの販売となっています。