コロナ禍での長距離自転車通勤に対応した電アシ2022年モデルをブリヂストンサイクルが発売

ブリヂストンサイクルは、回生ブレーキの仕様を変更し、1回の充電でアシストできる距離を従来製品比53%アップした電動アシスト自転車「アルベルトe」「カジュナe」「ステップクルーズe」「フロンティアデラックス」「ティービーワンe」の2022年モデルを発表しました。

回生ブレーキの仕様変更

回生ブレーキでは、走行中にペダルを止めたり、左ブレーキをかけたりすると前輪のモーターブレーキが作動。同時に発電を開始してバッテリーを効率よく充電します。自転車側が利用者の減速意図を認識して違和感のない制動をかけつつ、効率よく発電して航続距離を伸ばすこの機能を、ブリヂストンサイクルは「走りながら自動充電」と名付けています。


コロナ禍での長距離自転車通勤に対応した電アシ2022年モデルをブリヂストンサイクルが発売

2022年モデルでは、この「走りながら自動充電」の仕様が変更されました。従来は制動力が一定でしたが、2022年モデルでは下り坂が一定時間継続した場合に制動力をアップさせ、発電量の増加を実現しています。1回の充電で走れる距離はパワーモードで62km、エコモードで200kmに伸び、長距離の自転車通勤にも対応可能となりました。

コロナ禍での長距離自転車通勤に対応した電アシ2022年モデルをブリヂストンサイクルが発売
より長距離の自転車通勤が可能に

長距離の自転車通勤に対応

ブリヂストンサイクルは、「コロナ禍前後での消費者の自転車通勤の変化」に関する調査を実施。以前から自転車で通勤していた人に比べて、コロナ禍以降に自転車通勤を始めた人の方が、片道の通勤時間が平均約22分長い事を明らかにしました。コロナ禍以降に自転車通勤を始めた人の79%は、「感染症対策のため」と回答したのだとか。

コロナ禍での長距離自転車通勤に対応した電アシ2022年モデルをブリヂストンサイクルが発売

コロナ禍での長距離自転車通勤に対応した電アシ2022年モデルをブリヂストンサイクルが発売

ブリヂストンサイクルではこの調査結果をもとに、それまでは電車やバスを使用していた人が密を避けるために自転車通勤を始め、その結果自転車通勤の長距離化に繋がったと推測。これに対応するために、回生ブレーキの仕様を変更したとしています。

コロナ禍での長距離自転車通勤に対応した電アシ2022年モデルをブリヂストンサイクルが発売
充電回数も減らせます

「走りながら自動充電」の仕様が変更された2022年モデルのメーカー希望小売価格は次の通りとなっています。

コロナ禍での長距離自転車通勤に対応した電アシ2022年モデルをブリヂストンサイクルが発売