SUBARUが新型BEV「SOLTERRA」を公開

SUBARUが電気自動車(Battery Electric Vehicle:BEV)「SOLTERRA(ソルテラ)」を世界初公開しました。今年発表された「GR 86」「BRZ」に続く、トヨタとの共同開発第二弾となる新型車両です。

SUBARUが新型BEV「SOLTERRA」を公開
SUBARUが「SOLTERRA」を公開

「ソルテラ」の車両概要は、以下の通りとなっています。


エクステリア

エクステリアは、SUBARUのアイデンティティであるヘキサゴングリルをシームレスな造形とすることで、BEVらしいエネルギー効率の良さを表現しました。また、トヨタ「bZ4X」との差別化も図っています。

SUBARUが新型BEV「SOLTERRA」を公開
るヘキサゴングリルはシームレスな造形
トヨタ車との差別化を図るフロントフェイス

グリルから始まる水平軸が通ったボディ、そして張り出しの強いフェンダーが、SUVらしい力強さとAWD性能を主張しています。

SUBARUが新型BEV「SOLTERRA」を公開
張り出したフェンダーがSUVらしい力強さを表現

Cシェイプのヘッドランプには、複数プロジェクターによるロービームを採用。先進性を表現しました。

インテリア

インテリアでは高さを抑えたインパネ造形とステアリングホイールの上から見るインパネ上部に配置したトップマウントメーターで、前後への広がりと開放的な空間を実現しています。

SUBARUが新型BEV「SOLTERRA」を公開
前後への広がりと開放的な空間を実現したインテリア

SUBARUが新型BEV「SOLTERRA」を公開
トヨタ「bZ4X」同様に
メーターをステアリングホイールの上側を通して見る「トップマウントメーター」を採用

パッケージではロングホイールベースにより、前席・後席ともに、乗員の足元空間を大幅に拡大しました。

SUBARUが新型BEV「SOLTERRA」を公開
BEVならではのロングホイールベースを活かした広い車内

e-SUBARU Global Platform

「e-SUBARU GLOBAL PLATFORM」は、SUBARUとトヨタが共同開発した全く新しいBEV専用プラットフォーム。モジュールやユニットを組み合わせることで、様々なバリエーションのBEVを展開可能としています。

SUBARUはこのプラットフォームを採用しつつ、「SOLTERRA(ソルテラ)」をSUBARUらしさを感じられるクルマに仕上げました。Subaru Global Platformで培った知見を活かし、操縦安定性が高く、ドライバーのステアリング操作に対してリニアに反応する、SUBARUらしい走りを実現しています。

バッテリーは車体下部に搭載し、バッテリーを骨格の一部としても活用することで、低い重心高と高いボディ強度・剛性を達成しました。低重心は操縦安定性を向上させ、“SUBARUを感じさせる走り”にも貢献しています。

SUBARUが新型BEV「SOLTERRA」を公開
バッテリーを車体下部に搭載

またバッテリーを最大限に搭載することで、多くのユーザーが電気自動車に対して抱える“航続距離への不安”を解消。日常的に使用する距離を十分カバーできる航続距離を確保しています。

走行性能・AWD(全輪駆動)システム

BEVならではのAWDシステムとして、前輪と後輪をそれぞれ別のモーターで駆動する新システムを採用しました。SUBARUが長年蓄積してきた4つのタイヤを緻密に制御する技術と、モーターだから可能になった高い応答性や自在な前後駆動力配分を活かし、4輪のグリップ力を最大限に使った安心感の高い走りを実現します。

SUBARUが新型BEV「SOLTERRA」を公開
モーターならではのAWDシステム

従来のSUBARU SUVモデルと同様に、悪路での安心感を高めるX-MODEを採用しました。新たに、悪路でも車両を安定させながら一定速度での走行を可能にするGrip Controlを追加することで、走破性をさらに強化しています。

SUBARUは新型BEV「ソルテラ」の販売を、2022年年央までに日本、米国・カナダ、欧州、中国等で開始する予定としています。