
「Lying Down Desk」は寝転がって仕事ができるシッティング&スタンディング&ライイングデスク。英国ロンドン在住のAlexさんが考案しました。

Alexさんは背中や腰の痛みに悩まされており、一般的なシッティングデスクに座って長時間仕事をするのには苦痛を感じています。寝そべって仕事ができるデスクの購入も検討したのですが、価格が高すぎて断念せざるを得ませんでした。そこでAlexさんは「Lying Down Desk」の製造を思い立ったそうです。
作り方はシンプル。インテリアショップで購入したワークデスクの左側天板に穴を開け、その上にシェルフを設置しました。さらにシェルフの裏側にモニターを貼り付けて完成させています。



こうして制作した「Lying Down Desk」は前述の通り、シッティング&スタンディング&ライイングの3ポジションでの使用が可能。シッティングデスクとして使う際には、デスクの右サイドにチェアを置いて使います。また、スタンディングデスクとして使うときには左側に立ちます。


電動昇降機などを設置しなくても大丈夫!
ライイングで使用する場合には、デスク左下に頭を突っ込みます。市販の寝そべりデスクではチェアがリクライニングしたり、机の天板が大きく傾いたりするメカニズムが搭載されていてこれが高価格の原因になっているのですが、「Lying Down Desk」にはそのような機構がまったく含まれていません。リクライニングするチェアの代わりに、利用者が直接床に寝転がるというシステムを採用しています。

でも床に直接寝転べば無料です!
その姿は故障した自動車を修理しているようにも見えますが、そこは気にしたら負けでしょう。また、実際に寝転がってみると背中の痛みなどがなくなるので、案外快適なのだとか。

キーボードはBluetoothタイプを腹の上に置いて使います。この態勢に疲れてしまったら、左右分離型キーボードを使用すると良いそう。また、モニターまでの距離はかなり遠いので目の悪い人はメガネを用意すると良いそうです。


Alexさんは現在、「Lying Down Desk」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。デスク自体の発送は残念ながら英国内のみとなっていますが、作り方を書いた設計図(PDF)であれば日本からでも購入可能となっています。