タイヤを3分割して折り畳める自転車「Tuck Bike」がKickstarterに登場。ついに量産バージョンの画像が公開されました。


「Tuck Bike」とは、“折り畳み自転車のホイールが小さすぎる”という不満から生まれた自転車。ホイールが小さいとペダルを漕がなくても惰性で進める距離が短くなり、常にペダルを漕ぎ続けなければならず、すぐに疲れてしまいます。


「Tuck Bike」では折り畳み自転車でありながら、28インチサイズのタイヤを装備。一般的な自転車同様にスピードを出して走行できます。また高速で走行してもしっかりと止まれるように、機械式ディスクブレーキが採用されました。


折り畳んだ際のサイズは65x40x86cmと、20インチタイヤの折り畳み自転車と同じ程度に。通勤で使用している場合ならオフィスのデスク下に収納しておけます。キャスターホイール付きなので、折り畳んだ状態でもキャリケースのようにコロコロと転がして、オフィスの入り口からデスクまで楽に運べます。





タイヤはノーパンクタイプ。頑張ればチューブタイプにできなくもないのですが、そうすると計6か所のバルブから定期的に空気を補充する“メンテナンス地獄”な自転車と化してしまいます。その点ノーパンクタイヤであれば長期間メンテナンスフリーでの利用が可能に。また当然ながらパンクしないので、通勤途中にパンクして遅刻…といったトラブルを防げます。


ちなみに、3分割するタイヤはノーパンクタイヤメーカーGecko RubberのRichard Adamas氏の協力で実現したのだとか。


残念ながらKickstarterキャンペーンでは、日本は発送対象国になっていません。欲しい方はキャンペーンが終了して一般販売が開始されるのを待つしかないかも？ちなみに一般販売は2022年の年末頃開始され、価格は2,000ドル程度となる予定です。