
「Author Clock」は名作の一節を使って現在時刻を表示する時計。米国カリフォルニア州に本拠をおくMechanical Design Labsが開発しました。

表示されているのはアーサー・コナン・ドイル氏による『スリークウォーター失踪』
例えば現在時刻が1時13分であれば、画面には太字で「thirteen minutes past one」と表示されます。この部分だけ見ていれば、普通の時計としても使えます。

普通の時計との違いは、「1時13分」の登場する小説の一節が同時に表示されること。この場合にはジュール・ヴェルヌ氏による『地底旅行』が表示されます。
表示された小説が読んだことのあるものなら、「あの事件が起こったのは、こんな時間だったのか」と発見することがあるかも。また、読んだことの無い小説であれば、読書体験を広げるきっかけになるかもしれません。

画面表示にはE Inkを採用。直射日光の当たる場所でも読みやすいだけでなく、夜間に睡眠を妨げる可能性のあるブルーライトを発しません。また、睡眠時間中にはパワーセーブモードを使用することもできます。

『ハムレット』が気になって眠れない?
サイズはラージとスモールの2種展開。ラージサイズの「Author Clock」は壁掛け用または本棚設置用にデザインされたもので、文字は3メートル離れても読めます。一方、スモールはデスク上に置くタイプで、文字は1メートル離れても読めるサイズに設定されています。

頑張るジャン
「Author Clock」は内蔵バッテリーで動作します。充電はUSB Type-C経由で、フル充電すればスモールサイズで約3週間、ラージサイズで約2か月間動作します。

「シェービングジェルですか?」って言った新人がいたな…。
Mechanical Design Labsは現在、「Author Clock」の製品化に向けてクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。「Author Clock」の入手方法や入手に必要な金額について詳細はKickstarter内のプロジェクトページ「Author Clock: A Novel Way To Tell Time」で確認してください。