ラウンジシート付きの電動SUV Canoo「LIFESTYLE VEHICLE」アドベンチャーエディション 米国で予約受付実施中

米国ロサンゼルスに本拠をおくCanooが、「LIFESTYLE VEHICLE」の予約受付を米国で実施しています。エディションはシンプルな「ベース」、商用利用向けに荷室を広くとった「デリバリー」、ゴージャスな「プレミアム」、そしてSUVモデルの「アドベンチャー」の4種展開。中でも「アドベンチャー」は、電動ならではのインテリア構成で注目されています。

ラウンジシート付きの電動SUV Canoo「LIFESTYLE VEHICLE」アドベンチャーエディション 米国で予約受付実施中
Canoo「LIFESTYLE VEHICLE」アドベンチャーエディション予約受付中

Canoo独自の電気自動車用プラットフォームをベースにして、その上にキャビンを設置して構築したSUV。走行・操縦システムは、超薄型でありながらバッテリーもモーターも含むプラットフォームがすべて担っています。これにより、キャビンデザインでは居住空間を最大にすることにフォーカス可能となりました。


ラウンジシート付きの電動SUV Canoo「LIFESTYLE VEHICLE」アドベンチャーエディション 米国で予約受付実施中
プラットフォームが走行・操縦をすべて担っています
ステア・バイ・ワイヤー&ブレーキ・バイ・ワイヤーで運転席の位置さえ自由!

たとえばリアにはラウンジシートが装備されています。このシートは、目的地到着後に友だち同士でお茶を飲んだり、食事を取ったりにぴったり。クルマの中にいることを忘れて、喫茶店にいるような雰囲気を楽しめます。

Canoo独自の電気自動車用プラットフォーム
リアにはラウンジシートを装備

Canoo独自の電気自動車用プラットフォーム
ワイワイとお茶を飲むのにぴったり

このように、独自プラットフォームはリアシートの人に恩恵を与えますが、ドライバーにもメリットがあります。フロントにはエンジンが無いため、その部分もウインドウにしているのです。このウインドウは「ストリートビューウインドウ」と呼ばれ、ドライバーの視認性を高めます。

Canoo独自の電気自動車用プラットフォーム
エンジンルームに当たる部分を「ストリートビューウィンドウ」に
SUVだけど足元が見やすい

Canoo独自の電気自動車用プラットフォーム
外から見た「ストリートビューウィンドウ」

ドライブユニットには最高出力350馬力を発生するモーターを採用。バッテリーはフル充電すれば約400kmの走行が可能になっています。

Canoo独自の電気自動車用プラットフォーム
パワーや航続距離はプラットフォームに依存します

「アドベンチャー」独自の装備としては、強化されたバンパーと、金属製のスキッドプレートがあげられます。また、オフロード走行に向けて最低地上高が、他のエディションよりも高められました。

Canoo独自の電気自動車用プラットフォーム
他のエディションには無いスキッドプレート装備

「アドベンチャー」では、室内空間をほぼすべて乗員向けとしているために、ラゲージスペースが若干犠牲になっています。これに対応するために、ライトバー付きのルーフラックも装備されました。キャンピングトレーラーを牽引するヒッチメンバーも装備されており、最大で907kgまでの牽引を可能とします。

Canoo独自の電気自動車用プラットフォーム
ルーフにはライトバー付きのルーフラックを標準装備

興味深いのは、この車にはメーカーエンブレムが装着されていない点。Canooはこれについて、この車の独自の形状と、ヘッドライト&テールランプでCanooの「LIFESTYLE VEHICLE」と判別できるので、エンブレムは必要ないとしています。

キャンピングトレーラーを牽引するヒッチメンバーも装備。最大で907kgまでの牽引を可能とします。
エンブレムが無いので、フロントもリアもつるっつるです

メーカー希望小売価格は「ベース」エディションで3万4,750ドルから。出荷開始は2022年後半となっています。