雨が降っても慌てない フロントシールド付きの自転車「AllWeatherBike」

雨の日の自転車走行、辛いですよね。スピードが出せないのもつらいのですが、目に雨が入るのがもっと厳しい。数日続くと視力が低下したと感じるのは、気のせいでしょうか?

そんな雨続きの日にあるとうれしいかもしれないのが「AllWeatherBike」。雨を遮るフロントシールド付きの自転車(プロトタイプ)で、ドイツ在住のTom Eisnerさんが開発しています。


雨が降っても慌てない フロントシールド付きの自転車「AllWeatherBike」

フロント部分にバーが装備されていて、そこにシールドがくるくると巻かれた状態で収納されています。雨が降ってきたらこのシールドを2本のレール沿いに引きあげて、ルーフ部分のラッチにカチッと留める仕組み。これにより、利用者の上半身が雨に濡れるのを防ぎます。

雨が降っても慌てない フロントシールド付きの自転車「AllWeatherBike」

では下半身は?というと、ダウンチューブに取り付けられたガードシートが雨除けとして機能。前方から吹き付ける雨をカットしてくれます。

雨が降っても慌てない フロントシールド付きの自転車「AllWeatherBike」

リアには荷物を載せるためのキャリアも装備されていて、週末の(雨の日の)買い物に対応できます。

これだけの装備を取り付けると車体はかなり重くなるはず。また、風の抵抗を受けて走行が大変になるはず…なのですが、「AllWeatherBike」は電動アシストタイプ。モーターが後押ししてくれるので、それほど苦労せずに走行できるのだとか。

前述の通り、「AllWeatherBike」はまだプロトタイプ段階。スペックについて述べてもあまり意味はないのですが、電動アシスト機能についてちょっとだけ触れておくと、モーターにはBosch製を装備。バッテリーもBosch製でフル充電すると最高で100kmまでのアシストが可能となっています。

雨が降っても慌てない フロントシールド付きの自転車「AllWeatherBike」

主要パーツはGates、Shimano、Maguraといった世界的に有名な自転車パーツメーカーのもの。「AllWeatherBike」は特殊な形状をしているため、メンテナンスが心配になりますが、これらのパーツを採用しているのであれば、世界のどこにいても入手して交換できそうです。

雨が降っても慌てない フロントシールド付きの自転車「AllWeatherBike」

Tom Eisnerさんは現在「AllWeatherBike」を製造するメーカーを探しているとのことです。