ドイツStorck Bicycleが「Cyklae」を発表しました。Porsche Digitalによるハイテク技術やFazuaによるパワーユニットが搭載された電動アシスト自転車です。
Porsche Digitalによるハイテク技術
Porsche Digitalが提供する技術としてはデジタルバックミラーやドラレコがあげられます。このうちデジタルミラーは、サドル下のカメラが撮影した映像をリアルタイムでスマートフォンで視聴可能にするもの。道路から目を離すことなく、後方の交通状況を確認できます。カメラはハンドルバーにも装着されており、アクションカメラとして移動中の風景を撮影しておき、あとで楽しめます。またカメラはドラレコとしても利用できます。
後方の確認や動画の録画などの操作では専用のアプリを利用。このアプリはカメラ機能に加えて走行距離や走行時間、バッテリー残量などの表示機能を持つほか、ナビ機能もそなえています。アプリはOTAアップデートされ、利用者は常に最新の機能を使用できます。
Fazuaによるパワーユニット
パワーユニットはダウンチューブ内に組み込まれており、電動アシストに見えないデザインを実現しています。Fazuaによるパワーユニット
とはいえ、電動アシストに見えないのはいまでは珍しくもありません。Fazuaによるパワーユニットで優れているのはバッテリーとモーターを取り外せること。これによりバッテリーを自宅で充電できるだけでなく、モーターアシストが不要なときにはペダルパワーのみで走行する自転車にトランスフォームが可能となりました。一般的な電動アシスト自転車でもペダル走行はできますが、「Cyklae」ではモーターとバッテリーを取り外したことで軽量なロードバイク/クロスバイク/グラベルバイクとして利用可能に。より自分を追い込んだトレーニングができます。
バッテリーはもちろん、ドライブパックも取り外せます
その他「Cyklae」にはカーボンファイバーフレーム&フォーク、Busch&Mullerのヘッドライトとテールライト、SRAM Forceの油圧式ディスクブレーキといった上級装備がおごられています。
SRAM Forceの油圧式ディスクブレーキ
2022年1月に販売開始予定。価格は6,999ユーロ(約90万円)からとなっています。