六本木 “アマンド” クラウドファンディング開始

東京六本木の洋菓子喫茶「アマンド」が、コロナ禍からの復興などを目的に初のクラウドファンディングに挑戦すると公式サイトで発表した。「いつかまた、六本木のアマンドで待ち合わせプロジェクト」と題し、リターンにスイーツや飲みものの引換券や、スイーツの開発権などを用意している。8月31日までの期間限定で実施中。

いつかまた、六本木のアマンドで待ち合わせプロジェクト

六本木 “アマンド” クラウドファンディング開始

アマンドは1946年東京に洋菓子と甘味のお店「アマンド(甘人)」として誕生。戦後の復興の中「明るい気持ちになってもらいたい」として当時では斬新なピンクを基調とした店づくりなどを特徴として運営してきたが、コロナ禍の2020年には52年間続いていた「アマンド銀座店」が閉店となり、直営店は「アマンド六本木店」のみとなった。


そうした中2021年にはコロナ禍の収束を願いながら新たなチャレンジとしてアマンド六本木店に菓子製造スペース「アマンドラボ」を増設し3月より稼働させた。しかし緊急事態宣言の発令などの影響もあり、コロナ禍以前と比べ客の来店が日によっては「50%以下」まで減少し、アマンドラボで研究、製造した洋菓子がいまだ想うように客に届けられない状況になった。そこで戦後の創業時と同じくコロナ禍からの復興を願い、少しでも多くの人に洋菓子で「甘い笑顔」を届けたいとし、また気兼ねなく「六本木のアマンドで待ち合わせ」できるよう、創業75周年を迎える機にプロジェクトを立ち上げたとしている。

六本木 “アマンド” クラウドファンディング開始

クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」を利用した購入型で、目標金額は50万円。いつか「六本木のアマンドで待ち合わせ」できるよう、リターンメニューは店内とテイクアウトで利用できる特別な「リングシュー引換券」や「コーヒー引換券」、支援者と開発する「リングシュー開発券(権)」などを用意している。プロジェクトの主旨のもと来店引換を中心とした内容になっている。