スワイプで切り替える遠近両用サングラス「32North」

「32North」は遠近両用のサングラス。イスラエルのスタートアップDeepOpticsが開発しました。

スワイプで切り替える遠近両用サングラス「32North」
スワイプで切り替える遠近両用サングラス「32North」発表

通常はUVカット機能付きの度付き(近視補正)サングラスとして機能するので、クルマの運転時などに便利です。信号、標識などをはっきり視認できる上に、紫外線から目を保護してくれます。


スワイプで切り替える遠近両用サングラス「32North」
眩しい夏の必需品

クルマ内で地図を見る時や、クルマを降りてカフェなどで本を読みたいときには、アームに付いたタッチセンサーをスワイプ。これによって、リーディンググラス(老眼鏡)として機能し、例えば地図内の小さな文字なども、サングラスを装着したままで確認できるようになります。

スワイプで切り替える遠近両用サングラス「32North」
サングラスをしたままでマップを見たいときや

スワイプで切り替える遠近両用サングラス「32North」
本を読みたいときには
スワイプするだけでリーディンググラスに

アームをもう一度スワイプすることで、「32North」は再び近視補正機能を持ったサングラスに。これでまたクルマの運転ができます。スポーツの観戦などにも便利ですし、もちろん、街歩きにも使えます。

「32North」のすごいところは、度数調整をスマートフォン経由でできること。時間の経過とともに老眼が進んだ場合でも、今の自分にあった度数でに調整できます。

スワイプで切り替える遠近両用サングラス「32North」
老眼鏡の度数をスマートフォンで調整できます

ちなみに、老眼鏡モードでは二重焦点となるので、レンズの下方では近くが見えやすくなりますが、上方では遠方がよく見えます。

スワイプで切り替える遠近両用サングラス「32North」
遠近両用メガネと同じ仕組みですね

「32North」のデメリットとしては、内蔵バッテリーの充電が必要な点でしょう。開発元によれば、バッテリーは1日に一回充電が必要となるとのこと。寝ている間の充電という運用方法を取るのが良さそうです。

電力を必要とするのは、リーディンググラスモードのときのみ。このため、バッテリー切れを起こしても遠くは見えるので、ドライブ中に遠くが見えなくなって焦る…という事態は発生しません。

DeepOpticsは現在、クラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。入手方法などについて詳細は、Kickstarterサイト内のプロジェクトページ「32North - Glasses that adapt to you.」を参照してください。

スワイプで切り替える遠近両用サングラス「32North」
時計を見るときにも便利