ヤマハ ロードスポーツ「MT-07 ABS」発売

ヤマハ発動機は、ロードスポーツモデル「MT-07 ABS」を7月28日に発売する。次世代MTシリーズのスタイリングに刷新し、さらに総合的なパフォーマンスを向上させた。

ヤマハ ロードスポーツ「MT-07 ABS」発売

2021年モデルの特徴は、1. 平成32年排出ガス規制適合CP2エンジン、2. より快適でアップライトなライディングポジション、3. バイファンクションLEDヘッドランプとLEDポジションランプ、フラッシャーランプ、4. 次世代MTシリーズへ進化したスタイリングなど。


ヤマハ ロードスポーツ「MT-07 ABS」発売

■ 2021年モデルの特徴
1. 平成32年排出ガス規制適合CP2エンジン
従来型エンジンをベースに、エアダクト、排気系仕様変更、ECU仕様変更、FIセッティング最適化などを織り込むことで、スロットル微開の低速域でのリニアなレスポンス特性に磨きをかけている。

ヤマハ ロードスポーツ「MT-07 ABS」発売

その他、耐摩耗性に優れたバルブシート採用(排気側)、ミッションのドッグ角変更で再加速時のダイレクト感向上(2速・3速)などを施している。これらによって従来モデル比でトルク曲線が滑らかになり、優れた加速特性を実現した。また最新の音響解析技術により排気系を最適化。特に低速低開度の時の音色を作り込み、パルス感のあるサウンドを実現している。

2. より快適でアップライトなライディングポジション
燃料タンクカバー周りのデザインを一新した。燃料タンクカバー周りを構成するパーツを従来の9個から8個へ減らし、フレームカバーをアルミダイキャストから樹脂製に変更。スポーツ走行時のホールド感に貢献するニーグリップ部の形状とした。

ヤマハ ロードスポーツ「MT-07 ABS」発売

新たにアルミ製テーパーハンドルを採用。左右幅を32mm広く、ハンドル高を12mm高く設定して、幅広い体格のライダーにフィットし、ゆったりとした乗車姿勢を確保した。

3. バイファンクションLEDヘッドランプとLEDポジションランプ、フラッシャーランプ
鮮明な照射範囲と配光を備え、ロービームとハイビームを一体型としたバイファンクションLEDヘッドランプを採用した。ロービームは、照射エリアとエリア外の境界の明暗差が少なく穏やかなので、境界付近での良好な視認性を得られる。

ヤマハ ロードスポーツ「MT-07 ABS」発売

フラッシャーランプとポジションランプにはLEDを採用。ポジションランプは左右に独立しており、コンパクトなヘッドランプ周りによって一目で「MT-07」と分かるデザインに仕上げた。

4. 次世代MTシリーズへ進化したスタイリング
ヘッドランプ周辺の各パーツ類はエンジン中心方向に大胆に寄せ、MTらしい引き締まった“塊”のイメージを再現した。加えて、LEDポジションランプにイニシャル「Y」モチーフを取り込み、第3世代MTシリーズの象徴としている。

ヤマハ ロードスポーツ「MT-07 ABS」発売

サイドビューでは、MTシリーズのトルク&パワー感を視覚的に強く訴えかけるために、エアフローの動きを取り込んだスタイリングとした。

ヤマハ ロードスポーツ「MT-07 ABS」発売

トップビューでは、空気を取り込み張り出したイメージのタンクカバーと、ライダーの自由な動きをサポートするスリムなシートエリアの対比で大きな抑揚を作り、前に突き進むパワーを表現している。

LCDマルチファンクションメーターはコンパクトなデザインで、ネガティブ表示とした。

ヤマハ ロードスポーツ「MT-07 ABS」発売

カラーバリエーションは「グレー」「ブルー」「マットダークグレー」の3色展開。メーカー希望小売価格は81万4,000円。