「テレワークに戻りたい!」という“ホームシック”な人に 自宅環境音を再現する「Homesick Sounds」

米国では新型コロナウイルス感染症のワクチン接種率が上がるにつれて、リモートワーク期間を終えてオフィスでの勤務へと形態を戻すところが増えてきているそう。それと同時に、通勤中の渋滞やオフィス内で発生するあれこれに改めてうんざりする人も増えているそうです。中には「自宅での仕事に戻りたい!」という気持ちが強すぎて「ホームシック」になってしまう人もいるのだとか。

米国Score a Scoreでは、そんな人たち向けのサウンドサンプリングシステム「Homesick Sounds」を同社Webサイトで提供。ホームシックの辛さを和らげる手助けをしています。


このシステムでは、5種の美しい音楽に加えて在宅ワークに付き物の様々な騒音を提供します。合計44種の雑音・騒音を組み合わせることで、自分の住宅環境にもっとも近い在宅ワークノイズを発生可能な仕組み。これをオフィスで聞きながら仕事をすれば、自宅にいるような気持ちになれて、ホームシックが治ります(?)。

「テレワークに戻りたい!」という“ホームシック”な人に 自宅環境音を再現する「Homesick Sounds」
上の階の人が発する騒音なども再現します
うれし!……くないのでは?

サウンドは実に様々。「屋外」サウンドには工事音やクルマ/バイクの通過音はもちろん、ゴミ収集車の音や近所の犬・ネコの鳴き声も含まれています。「自宅」サウンドも多彩で、食洗器やコーヒーメーカー、洗濯機、誰かがドアをノックする音などの他、“閉じ込められたハエ”なんていうものも。

サウンドはどれも、単独ではなんてことないものばかり。でも複数同時に鳴らすことで、在宅ワークをしながら耳にしていた環境音をかなり忠実に再現できます。

日本だとテレワークが必要な状況はもうちょっと続きそう。でも、いずれはこのようなサウンドサンプリングシステムが必要になる人もでてくるでしょう。その頃までにはぜひ、「お風呂が沸いたことを知らせてくれる給湯システムの音」や「ごはんが炊けたことを知らせてくれる炊飯器の“アマリリス”」といった、日本独自の音も追加しておいて欲しいですね。