「EIN」は自転車を、電動アシスト付きのカーゴバイクにトランスフォームするキット。デンマークの自転車メーカーBiomegaが開発しました。
自転車側ではなく、カーゴ側のホイールにモーターを接続しているのが特徴。これにより、通常の移動ではアシストは不要だけど、荷物を搭載している状態ではモーターパワーが欲しいという要望に応えています。
「EIN」内にはモーターとバッテリーが装備されており、カーゴ部分はもちろん、接続された自転車をもリアからプッシュ。荷物を搭載していても軽快な走りを実現します。実際にプロトタイプを利用した人によれば、まるで荷物を搭載していないかのように感じるのだとか。
バッテリーは取り外して充電することが可能。充電に必要な時間は約5時間で、フル充電すれば85km以上のアシストが可能とされています。
自転車のシートピラー部分に専用のラッチを装着しておけば、「EIN」本体の取り付け&取り外しは簡単。また、複数の自転車で「EIN」を使いまわすのも容易となります。
価格は1,195ユーロ(約15万6,000円)。販売開始は2021年12月に予定されています。
「EIN」で日本の公道を走行するのはちょっと厳しそう。でも、大学のキャンパス内などで多くの荷物を持って移動する必要がある場合などには便利そうです。