635馬力!BMW Mモデル最強のV8エンジンを搭載した「M5 CS」

BMW M5 Competitionをベースに、現行モデル・ラインアップ中最もパワフルなエンジンを搭載したBMW「M5 CS」が、4月12日午前11時から5台限定で販売される。納車は2021年秋頃の予定。

635馬力!BMW Mモデル最強のV8エンジンを搭載した「M5 CS」

「M5 CS」は、ベース・モデルとなる「M5 Competition」に対してBMW Mによる“CS”専用チューン&スタイリングを採用した限定車。サーキットでライバルを圧倒するパフォーマンスを有しながらも、4人乗りで公道走行が可能な、日常使いにも利用できるモデルだ。


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ドライブトレインには「M5 Competition」の最高出力を10PS上回る635PSを発生する4.4L V型8気筒BMWツインパワー・ターボ・エンジンと、ドライブロジック付き8速Mステップトロニック・トランスミッションの組み合わせが採用された。モータースポーツ由来の高回転特性を備えたエンジンによる0-100km/h加速は3.0秒と、「M5 Competition」より0.3秒速いパフォーマンスを実現している。

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ボディは「M5 Competition」比で約70kgの軽量化に成功。シャシーは「M5 Competition」をベースにしながら7mm低い車高と、BMW M8グラン クーペ用に開発されたショック・アブソーバーを採用している。このダンパーは特に高速道路走行時の乗り心地を高めることに加え、ホイール荷重の変動を抑えて限界域でのハンドリングを向上させている。その結果、日常使用での直観的な運転のしやすさが維持されたまま、サーキットでの過酷な走行においても、よりいっそう正確な応答性が得られている。

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制動系では「Mカーボン・セラミック・ブレーキ」を標準装備。フロントの6ピストン固定キャリパー・ユニットと、リヤのシングル・ピストン・フローティング・キャリパーにはMロゴが配された。この「Mカーボン・セラミック・ブレーキ」は、「M5 Competition」に標準装備の「Mコンパウンド・ブレーキ」よりも約23kg軽量であり、バネ下重量と回転質量を削減して、ドライビング・ダイナミクスとサスペンション快適性を向上している。

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エクステリアでは、BMWの象徴ともいえるキドニー・グリルはゴールド・ブロンズで仕上げられた。

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エンジン・フードは全体がCFRP製で、エア・ベントはカーボン・ファイバー模様で仕上げられている。フロント・エプロンのスプリッター、ドア・ミラー・キャップ、トランク・リッド上のリヤ・スポイラー、およびリヤ・ディフューザーもCFRP製で軽量化に貢献している。

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「M5 CS」スポーツ・エグゾースト・システムの4本のステンレス・スチール製テールパイプの外観は、「M5 Competition」に比べ、よりアグレッシブなデザインとされた。

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インテリアでは、フロントにCS専用のカーボン・バケット・シートを装着。リヤ・シートもCS専用の軽量2座独立シートとすることで、大幅な軽量化を実現している。

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CS専用のMアルカンタラ・ステアリング・ホィールにはカーボン製のシフト・パドル・スイッチが装着され、ダーク・カーボン・アルミ・インテリア・トリムやドア・シル・プレートの“CS”ロゴとあいまってドライバーにレーシング・フィールドさながらのスポーティ感を演出している。

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メーカー希望小売価格は2,510万円。

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