0-100km/h加速1.8秒 世界最速の3輪電気自動車を目指すDaymak「Spiritus」

「Spiritus」はカナダDaymakによる電動ビークル。0-100km/h加速1.8秒を実現することで“世界最速の3輪電気自動車”という称号の獲得を目指しています。

0-100km/h加速1.8秒 世界最速の3輪電気自動車を目指すDaymak「Spiritus」

CO2排出の抑制と運転する楽しさの両立をゴールとする2シーター。フロント2輪、リア1輪という特殊な構成により、ゴーカート感覚のドライブ体験を得られるのだとか。


グレードは「Ultimate」と「Deluxe」の2種。このうち世界最速を狙っているのは「Ultimate」。200cvというハイパワーなモーター(3輪駆動)が採用されており、0-100km/h1.8秒、最高速度209km/hの実現を目指します。

「Ultimate」は装備もゴージャス。ボディワークではカーボンファイバーが、ドアには自動開閉のシザータイプが採用され、自動運転システムやバッテリーのワイヤレスチャージシステムも搭載される予定。バッテリーはフルチャージすれば、最大で480kmの走行が可能とされています。

0-100km/h加速1.8秒 世界最速の3輪電気自動車を目指すDaymak「Spiritus」

一方の「Deluxe」はより現実的なスペック。モーターの出力は100cvで0-100km/h加速は6.9秒と、高速道路への合流で不満の無いパワーが与えられました。最高速度は137km/h以上で航続距離は最長290kmと、“ゴーカート感覚の運転を楽しむ”だけでなく、通勤や片道100km程度の場所への旅行などで利用できるなど、実用性も十分に有しています。

価格は「Deluxe」が1万9,995ドル(約217万円)からで、「Ultimate」は14万9,000ドル(約1,617万円)からとされています。

「Spiritus」はまだプロトタイプ段階。出荷は2023年以降で、公開されているプロトタイプの画像を見ても量産車両を目にできるのはまだまだ先になりそう。でもDaymakは「Spiritus」の受注状況を公表しており、「Ultimate」にはすでに29台、「Deluxe」には1,316台もの注文が入っているとしています。

0-100km/h加速1.8秒 世界最速の3輪電気自動車を目指すDaymak「Spiritus」
「Spiritus」プロトタイプ