日産GT-Rを着る?北米日産がコンセプトカー「GT-R (X) 2050」を公開

北米日産(日産デザイン・アメリカ)は、コンセプトカー「GT-R(X)2050」を発表しました。従来の馬車から発展したクルマではなく、衣服を発展させた乗り物という新しい発想を持つ、ウェアラブルな交通手段です。

日産GT-Rを着る?北米日産がコンセプトカー「GT-R (X) 2050」を公開

日産デザイン・アメリカのインターンシップに参加していたJaebum "JB" Choi氏のデザインによるもの。これを日産デザイン・アメリカがフルサイズモデルで製作しました。


日産GT-Rを着る?北米日産がコンセプトカー「GT-R (X) 2050」を公開

フルサイズといっても、長さ3メートル、高さが60センチという小さな一人乗りのマシン。ドライバーは腹ばいになり、手足をXの形に広げて乗車します。

日産GT-Rを着る?北米日産がコンセプトカー「GT-R (X) 2050」を公開

Choi氏はこの乗車姿勢について次のように説明しています。

「クルマを着ているかのようにするため、サイズを人間の身体にできるだけ近づけました。人間が乗り込む従来の乗り物ではなく、マシンと人間が一つになれる、新しいマシンの形を生み出したいと考えました」

日産GT-Rを着る?北米日産がコンセプトカー「GT-R (X) 2050」を公開

「GT-R(X)2050」のデザインは未来的な発想で生まれたものですが、現在の日産GT-Rから多くのヒントを得ています。例えばテールランプはGT-Rに象徴的なものだし、ボディ随所にはGT-R NISMOのレッドストライプが採用されました。フロントには日産の「Vモーショングリル」に敬意を払ったデザインが取り入れられています。

日産GT-Rを着る?北米日産がコンセプトカー「GT-R (X) 2050」を公開

日産デザイン・アメリカのVPであるDavid Woodhouse氏は「GT-R(X)2050」に対して、日産デザイン・アメリカが社員に推奨している“型にはまらない考え方をする”に合致したデザインであり、そのビジョンを現実のものにできたことを光栄に思うと述べています。