マツダはクロスオーバーSUV「MAZDA CX-30」を商品改良し、一部モデルを12月17日に販売開始した。新世代ガソリンエンジン「e-SKYACTIV X」、ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.8」搭載車のエンジン出力を高めている。

マツダ「MAZDA CX-30」を商品改良

「CX-30」は乗用車よりも高い車高による視認性や乗降性というSUVのメリットと、道幅や駐車場を選ばない小回りが利くボディサイズというコンパクトカーのメリットを併せ持つクロスオーバーSUV。大型ベビーカーと旅行用バッグなどを同時に積載できる430L容量の荷室や、想定外のスタック時にもスムーズな脱出を実現する「オフロード・トラクション・アシスト」(AWD車のみ)など、SUVらしい機能が装備されている。


マツダ「MAZDA CX-30」を商品改良

今回の商品改良では、「e-SKYACTIV X」搭載車では、エンジンの最高出力を180PSから190PSに、最大トルクを224Nmから240Nmにアップ。また、高応答エアサプライの過給を緻密に制御し、素早いアクセル操作に対してより速やかに過給することで、応答性を向上している。

「SKYACTIV-D 1.8」搭載車では、エンジンの最高出力を116PSから130PSにアップ。アクセルを踏み始めた瞬間の応答を大幅に改良した。高速道路での合流・追い越しなど、アクセルを踏み増し一気に加速するシーン(3000rpm~)においてより力強いトルクを瞬時に生み出し、パワフルな加速を持続的に発揮する。

その他、安全装備も充実させた。追従走行機能とステアリングアシスト機能により、高速道路や自動車専用道路の渋滞時等に運転疲労の軽減をサポートするCTSの作動上限車速を約55km/hから高速域まで引き上げている。また、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)の加減速制御を、より人間特性に合わせて滑らかに変更した。

価格帯は239万2,500円から371万3,600円。

また、マツダは2020年「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」のTOP3選出を記念したモデルを、100周年特別記念車に設定した。主な特徴は次の通り(その他の装備は100周年特別記念車と共通)。

・ エクステリアカラー:ソウルレッドクリスタルメタリック
・ WCOTY TOP3選出記念モデル専用オーナメント

マツダ「MAZDA CX-30」を商品改良

CX-30「100周年特別記念車/100周年特別記念車2020ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー(WCOTY)TOP3選出記念モデル」の販売価格帯は311万7,380円から406万9,980円。