AZAPAは超小型モビリティのコンセプトカー「AZAPA-FDS Concept」を2020年北京モーターショーで世界初披露した。市販前提の2人乗り超小型モビリティとしては世界初となる燃料電池車で、2021年度中の市販化を目指している。

2人乗りの水素自動車「AZAPA-FDS Concept」
2人乗りの水素自動車「AZAPA-FDS Concept」世界初披露

近距離移動での利用を想定したモデルで、1回の水素充填で約100kmの走行が可能だ。水素の充填は数秒で済むため、電気自動車のように充電時間を気にすることなく、日常の近距離移動に気軽に利用できる。


AZAPAは、誰もが移動の自由を持ち続け、生き生きとした豊かな生活を支えるモビリティを提供したいという想いで「AZAPA-FDS Concept」を企画したという。同時に消費エネルギーや騒音など社会への負荷が小さい次世代モビリティを普及させることで、より良い社会づくりに貢献したいと考えている。

AZAPAではまた、水素社会への転換を推進するため、マイクログリッドの設置推進に向けた水素コンソーシアムを協力会社と設立する予定で、水素インフラの普及とその利活用を同時に進めるとしている。

2020年北京モーターショーは9月26日から10月5日まで(プレスデー:9月26日~27日、トレードデー:9月28日~29日、一般公開日:9月30日~10月5日)の10日間開催される。