ユニチカトレーディングは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、医療現場で不足しているアイソレーションガウン約400万着を関係省庁に供給する。

アイソレーションガウンは、ディスポーザブルタイプの簡易予防衣。メディカルガウンなどの手術衣とは異なり、病院内のさまざまな場面で使われる。


防護服専門メーカーのエイブル山内と連携し、国内及び海外の縫製工場との生産体制を確立し、4月から生産開始。9月末までに計画数を供給する。

新型コロナウイルスが広がる現状で、病院での院内感染を防ぐことが喫緊の課題になっている。医療現場で不足しているアイソレーションガウンが少しでも早く医療従事者へ届くよう急ぐ考え。

ユニチカグループはすでに国内工場で「エルベス」や「コットエース」などの不織布を製造しているが、新たにエイブル山内との共同開発の結果、感染防止に優れた素材を安定供給することが可能になった。政府の策定する行動計画に基づき、素材提供だけでなく治療現場に直接有効な対策としてガウンそのものを提供する。