栄研化学が「Loopamp新型コロナウイルス 2019(SARS-CoV-2)検出試薬キット」を4月10日に発売した。

「Loopamp新型コロナウイルス2019(SARS-CoV-2)検出試薬キット」を栄研化学が発売 ― 独自の遺伝子増幅技術LAMP法を活用

この試薬キットは、栄研化学独自の遺伝子(DNA・RNA)増幅技術“LAMP法”の特長を活かし、検体(鼻咽頭拭い液又は喀痰)から抽出したRNAから35分で新型コロナウイルスを検出するもの。鼻咽頭拭い液などからのRNA抽出は、同社による「Loopampインフルエンザウイルス用抽出試薬」を使用すれば10分程度で簡便に行えるという。


栄研化学はこの製品により、新型コロナウイルス感染症の診断補助として迅速な診断を可能とし、感染の拡大阻止や重症化を未然に防ぐなど医療に貢献したいとしている。

販売は国内に500施設ある「リアルタイム濁度測定装置 LoopampEXIA」が導入されている医療機関などを中心に実施される。