手を触れずに ドアを開けたり ボタンを押したりできる「Hygiene Hand」

「Hygiene Hand」は直接手を触れずに、ボタンを押したり、ドアを開けたりできる衛生グッズ。ニューヨークに本拠を置くStatGearが開発しました。

手を触れずに ドアを開けたり ボタンを押したりできる「Hygiene Hand」
直接手を触れずにドアを開けたり、ボタンを押したりできる衛生グッズ「Hygiene Hand」

ドアやボタンなどに触れる際に手指にウィルスが付着するリスクを低減するツールで、“押す”と“引く”に対応しています。先端部分でエレベーターなどのボタンを“押し”、カギ状の部分でドアハンドルをひっかけて“引く”構造とされています。


手を触れずに ドアを開けたり ボタンを押したりできる「Hygiene Hand」
先端部分でボタンを“押し”

手を触れずに ドアを開けたり ボタンを押したりできる「Hygiene Hand」
カギ状の部分でドアハンドルをひっかけて“引く”構造

間接接触による感染を防止するには、アルコールでの手指の消毒や手袋の使用がベスト。でもこれらはニューヨークでもなかなか手に入らないそう。そこでStatGearのAvi Goldsteinさんは、アルコールや手袋の無いときに使えるツールがあれば助かる人が多いのでは?、と考えて「Hygiene Hand」を考案したそうです。

手を触れずに ドアを開けたり ボタンを押したりできる「Hygiene Hand」
セカンドベストとしての衛生ツール

本体はキーホルダー型になっていて、家や車のキーと一緒に常に身に着けておけます。この手のツールは家に置き忘れてしまったら意味がないのですが、そのようなうっかりを防止できます。

手を触れずに ドアを開けたり ボタンを押したりできる「Hygiene Hand」
財布などと一緒に、常に身に着けて

StatGearは「Hygiene Hand」の市販化に向けて、クラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では19ドルの出資と13ドルの送料で「Hygiene Hand」を1個入手できます。出荷は5月に予定されています。

StatGearは、救急セットや栓抜き、ナイフなど、レスキュー/サバイバルツールをいくつも開発して販売している企業。クラウドファンディングでときに発生する「出資したけど製品が届かない」「製品化がキャンセルされた」、といったトラブルの可能性は低いと考えられます。でも、出荷が5月というのはちょっと遅いかも?すぐに欲しい方はDIYにトライしてもよいかもしれません。100均で販売されているものを組み合せれば、似たようなものを自作するのはそれほど難しくないように思えます。