
サイクリストが後続のクルマに右左折の意思などを伝える際には、ハンドサインを使うのが一般的。でもハンドサインは夜間は見えにくいし、ドライバーによっては意味を知らない人もいます。また、右左折の意思を伝えられたとしても、「道を譲ってくれてありがとう」といった感謝の意を伝えるのは、ハンドサインでは困難です。

「絵文字ジャケット」は絵文字を使用することで、コミュニケーションを深めるツール。ジャケット自体をサイクリストが装着し、リモコンをハンドルに装備して使用します。

3種の絵文字から選択できます
サイクリストは「絵文字ジャケット」で右左折やハザードサインを、後続のクルマに伝えられます。

背中一杯のサインで、明確に伝えられます

笑顔マークや困り顔マークも表示可能。道を譲ってもらったときなどには、笑顔マークで感謝の意を伝えられます。

欧州フォードのEmmanuel Lubrani氏は、「絵文字ジャケット」を製造した理由について次のように説明しています。
「私たちはコミュニケーションが非常に重要な“路上”という世界に暮らし、クルマを運転しています。でも、ドライバーとサイクリストの間で交わされるコミュニケーションで使われているのは、うるさいクラクションか意味の分かりにくいジェスチャーだけ。それにサイクリストがハンドサインを出すには、ハンドルバーから手を離す必要があります。『絵文字ジャケット』は、誰もが理解できる絵文字というコミュニケーション手段を使用し、道路上での緊張を緩和する方法を提案します」