一眼レフ「PENTAX KP」にファクトリーカスタムモデル「J limited」
PENTAX KP J limited、Black&Goldカラー

デジタル一眼レフカメラ「PENTAX KP」に特別色の塗装とカスタムパーツを装着した特別モデル「PENTAX KP J limited」をリコーが受注生産方式で発売する。本体カラーは「Black&Gold」と「Dark Night Navy」の2種類。6月28日までの注文で7月31日に受け取れる。

2017年2月発売のPENTAX KPは、薄型かつ小型の本体にAPS-Cサイズ、2432万画素のCMOSイメージセンサーを採用した製品。今回の限定モデルは大量生産では不可能な手間のかかる加工や特別色の塗装、パーツ変更などを施し、受注生産方式で1台1台組み上げての販売となる。「1%でも、熱烈に支持して愛してくれるユーザーが存在してくれるのなら、その人たちのために造ろう」というコンセプトだそう。


北米産ウォールナットを削り出し、9層のコーティングを施したオリジナルデザインのカスタムウッドグリップを装着。製作には高級車の木製ハンドルも手がけるミロクテクノウッドが協力し、職人による手仕上げを施した。本体カラー「Black&Gold」には手吹き仕上げによるグラデーションが美しいRed SPカラーを、「Dark Night Navy」には高級墨により染色し、通常の黒色を超えた黒銀色に仕上げたSumi Blackカラーを組み合わせる。

またマウント部の表面加工にシチズン時計株式会社の表面硬化技術「デュラテクトDLC」を採用。ダークグレー色をベースにした精悍な輝きが、通常のマウントとは全く異なる質感とのこと。

これに加え着脱式のトップカバーも用意する。ペンタプリズム部に装着することで、標準仕様とは異なる印象が得られるとか。面の組み合わせにこだわったデザインで、光のあたり方によって表情が変わる。金属の塊から削り出した専用のホットシューカバーで固定するタイプで、容易に着脱できる。ただし一部のレンズを使う場合はトップカバーが干渉する場合がある。またカスタムトップカバー装着時は、内蔵フラッシュおよび外部フラッシュなどのホットシューを利用するアクセサリーは使えない。

このほかモードダイヤルのU5に、人気写真家である吉村和敏氏が風景撮影をおこなう際のカメラセッティングを再現したスペシャルモード設定「PH-mode Yoshimura」を初期設定で登録している。直販価格はボディキットが14万8,500円(税込)。