デュアルサブウーファー内蔵のサウンドバー「HT-X8500」をソニーが4月20日より販売する。音声フォーマット「Dolby Atmos（ドルビーアトモス）」と「DTS:X」に対応し、バースピーカー1本で立体音響を再生する。

高さ方向の音を表現するソニー独自のバーチャルサラウンド技術「Vertical Surround Engine（バーティカル サラウンド エンジン）」と平面方向に前後左右のサラウンドを表現するデジタル音場処理技術「S-Force PRO フロントサラウンド」で、3次元の音響を表現する。


ドルビーアトモスやDTS:Xに対応し、従来のチャンネルベースに、音の位置情報や移動情報（オブジェクト情報）を加えた楽曲を再生する。テレビ放送などのステレオ音声も立体音響で再生可能。また高さ約6.4cm、奥行き約9.6cmとテレビ前に収めやすい形状。本体前面にサブウーファーを2基搭載し、力強い重低音を出せるとのこと。

入力した4K信号およびHDR信号をそのまま4Kテレビに送信するパススルーのほか、eARC （Enhanced Audio Return Channel）に対応。対応するテレビとHDMIケーブルで接続するだけで、AV機器からテレビ経由で伝送する高音質の音声フォーマットを再生できる。

5月25日からはより廉価な「HT-S350」も販売する。合計230Wの出力を持つアンプを搭載。大口径の16cmスピーカーユニットを採用したワイヤレスサブウーファーと「S-Force PRO フロントサラウンド」も特徴。

いずれもオープン価格だが、店頭実勢は「HT-X8500」が4万円前後（税別）、「HT-S350」が3万円前後。