
「ステルヴィオ」はSUVでありながら、「ジュリア」からパワートレインやALFA LINKサスペンションを含むアーキテクチャーを受け継いだ生粋のアルファロメオ。「ステルヴィオ・クアドリフォリオ」は2017年9月にニュルブルクリンク北コースにおいて、7分51秒7のラップタイムを記録し、量産SUV最速の座に輝いた。

搭載されるエンジンは、2L直列4気筒ターボユニット。ジュリア・ヴェローチェと共通のこのエンジンは、最高出力280ps、最大トルク400Nmを発生する。0-100km/hタイムは5.7秒で、SUVとしては優れた数値を達成している。
ドライブトレインには、あらゆる路面で安定性を発揮するアルファロメオ独自の4WDシステム「Alfa Romeo Q4」が採用された。可変トルク配分機構により、ドライバーが意図するラインをトレースする正確なハンドリング特性を実現する。
エクステリアでは、背の高いのSUVでありながら流麗なフォルムで、イタリアンデザインを具現化している。エンジンフードやフロントフェンダー、ドアアウターパネル、リアハッチには軽量なアルミニウム素材を採用し、理想的な前後重量配分や優れたパワーウエイトレシオの実現を目指した。

インテリアには車載インフォテインメントシステム「Connectシステム」を採用した。Apple CarPlay/Android Autoに対応しており、スマートフォンとの連携が可能だ。また、Harman/Kardonオーディオシステムを標準装備している。


ラゲッジルームでは、525リットルの容量を確保。電動で開閉するパワーテールゲートを標準装備し、利便性を高めた。その他、小物入れなどの収納も豊富に用意されている。


安全装備では、歩行者検知機能付の前面衝突警報(FCW)をはじめ、前方の障害物の存在をドライバーに警告し、次いでブレーキを作動する自動緊急ブレーキ(AEB)、車線からの逸脱を予防するレーンデパーチャーウォーニング(LDW)、高速走行時に安全運転を支援するアダプティブクルーズコントロール(ACC)、ブラインドスポットモニター(BSM)などを標準で備えた。

今回発売される「ファースト・エディション」は、内外装の特別装備により、上質感を高めた仕様。エクステリアには、レッド仕上げブレーキキャリパーや専用デザインの大径20インチ5ツインスポークアルミホイールが装備された。インテリアにはプレミアムレザーシートやウッドパネルが特別装備される。

「ファースト・エディション」のボディカラーは、「アルファ ホワイト「アルファ レッド」「ストロンボリ グレー」「ブルカノブラック」の4色で、インテリアカラーは「ブラック」「ブラック/レッド」「ブラック/チョコレート」「ブラック/ベージュ」の4種。ボディカラーとインテリアカラーのコンビネーションについて詳細は、下記の表を参照されたい。

販売台数は「アルファ ホワイト」「アルファ レッド」「ストロンボリ グレー」「ブルカノ ブラック」各100台の、合計400台。メーカー希望小売価格は689万円。
