電動歯ブラシ「ソニッケアー」シリーズ
フィリップスの「ソニッケアー」シリーズ

おいしいものを食べ、健康を保つのにたいせつな歯のケア。多くの人が頼りにするのが「歯医者さん」の歯科医や歯科衛生士だが、こうした専門家に最も人気のオーラルケア製品ブランドはどこだろうか。実は医療機器・ヘルスケア用品大手のフィリップスが名乗りを上げている。


歯科医・歯科衛生士の使用率トップ

「ソニッケアー」シリーズ
「ソニッケアー」は息の長いシリーズ

6月初旬は「歯と口の健康週間」。オーラルケアに関する話題も増え、健康に敏感な人は電動歯ブラシなどのケア用品はどんなブランドの評価が高いのか、あらためて気になっていたところ。

数あるブランドの中でも歯の専門家に人気というフィリップスの「ソニッケアー」は、1990年代にみずから歯周病になやむ開発者が手掛けた電動歯ブラシ。長年改良を重ね、日本では歯科医、歯科衛生士の使用率が過去10年間連続して1位(POHC 2017 Dental Professional Tracking Research調べ)という。

製品の特徴としては、磨く際に歯や歯ぐきへの負担が少ない点が挙げられる。手磨きと比べると、虫歯や歯周病につながる汚れ(歯垢)の除去力が最大10倍となる一方、ブラッシング圧は約半分で済み、約1週間使うと自然な白い歯になるという。

ハイテク駆使した最上位モデル

電動歯ブラシ「ソニッケアーダイヤモンドクリーンスマート」
最上位モデル「ダイヤモンドクリーンスマート」

ソニッケアーシリーズのうち販売中の最上位モデルは「ダイヤモンドクリーンスマート」。ハイテクを駆使しており、歯ブラシのブラシヘッド(先端)にマイクロチップを内蔵。磨く際には5種類のモードから最適な1つを選び、強さも3段階から調整する。まるでSF映画のガジェットめいた機能だ。

歯や歯ぐきへの負担が少ないよう過圧防止センサーを搭載。ブラッシングの圧力と時間からブラシヘッドの最適な交換タイミングを測定し、ハンドル(持ち手)側のランプで知らせる機能もある。

これに加え専用アプリケーションを入れたスマートフォンとBluetoothで連携し、磨き方が不足している部分を案内するなど、ひとりひとりに合ったオーラルケアのこつを教えてくれる。

さらに本体を差しかけておくと充電してくれるグラスや、USBでノートPCから給電できるトラベルケースが付属する。

電動歯ブラシの初心者向けモデル

電動歯ブラシ初心者向けモデル「プロテクトクリーン」
初心者向けモデル「プロテクトクリーン<プレミアム>」

一方、電動歯ブラシ初心者向けモデル「プロテクトクリーン」シリーズも7月上旬から登場する。磨き方のモードが3種類の「プレミアム」、2種類の「プラス」それに、1種類のスタンダードタイプがそろっている。磨く強さは「プレミアム」と「プラス」は3段階、スタンダードタイプは2段階。

最上位モデルと同じくマイクロチップやセンサーを内蔵。歯や歯ぐきへの負担をおさえ、ブラシヘッドの交換時期も把握できる。また充電器が付属する。

歯間をきれいにするエアーフロス

口腔洗浄器「エアーフロス ウルトラ」
歯のスキマの汚れをとる「エアーフロス ウルトラ」

ところで歯科医や歯科衛生士にオーラルケアのアドバイスを受けると、適切な歯磨きと並んで勧められるのが歯間(歯のスキマ)の掃除。電動歯ブラシでは届かない歯と歯のあいだにたまった汚れをとれるよう、ソニッケアーシリーズは専用の口腔洗浄器「エアーフロス」を用意している。

スタンダードタイプと上位モデル「ウルトラ」があり、上位モデルはノズルが歯間に広く密着し、水と空気の噴射で汚れをとる。噴射は3段階で調整でき、口全体の洗浄を毎日約60秒でこなせるとする。こちらも歯や歯ぐきへの負担を抑えているのが特徴だとか。

いずれも従来の手磨きやデンタルフロス(糸ようじ)に不足を感じ始めた人にとって検討対象になる製品といえる。

なお、ソニッケアーシリーズはすべてオープン価格だが、店頭実勢は電動歯ブラシの最上位モデルであるダイヤモンドクリーンスマートが3万8,880円(税込、以下同じ)、初心者向けモデルであるプロテクトクリーンの想定価格はプレミアムが2万1,380円、プラスが1万5,980円、スタンダードタイプが1万1,660円。エアーフロスのウルトラが1万9,740円、スタンダードタイプが1万3,510円などとなっている。



情報提供:フィリップス・ジャパン