音を視覚化するカメラ「SOUNDCAM」

「SOUNDCAM」は音を視覚化するカメラ。ドイツ ギュータースローに本拠を置くSOUNDCAMが開発した。

音を視覚化するカメラSOUNDCAM
音を視覚化するカメラ「SOUNDCAM」

表面に取り付けられた64個のマイクで音を集めて解析。音の発生元を特定し、カメラの映像上にオーバーラップして表示する。これにより、音を目で見ることを可能にする。


音を視覚化するカメラ「SOUNDCAM」
表面に取り付けられた64個のマイクで音を集めて解析し
音の発生元を特定する

例えば自宅の近くに騒音を発する施設などがあり、その対策が必要な場合な場合などに有効であると考えられる。人間の耳だけでは騒音元は特定しにくいので、有効な方策が打てないことも。だが「SOUNDCAM」を利用すれば騒音の発生元を突き止めて、的確な対処を講じられるようになる。

音を視覚化するカメラ「SOUNDCAM」
「SOUNDCAM」を使えば騒音元を視覚的に特定でき

音を視覚化するカメラ「SOUNDCAM」
的確な対処を講じられる

SOUNDCAMは、様々な音を視覚化した映像を公開している。例えば飛行機を「SOUNDCAM」で撮影すれば、火球が飛んでいるようにも見える。住宅街の道路を自転車が走っているだけの映像も、謎の炎が街中をさまよってしまう映像に。このように、「SOUNDCAM」は、音を視覚化することの面白さも教えてくれるカメラと言えるだろう。

音を視覚化するカメラ「SOUNDCAM」
飛行機を「SOUNDCAM」で撮影すれば、火球が飛んでいるように

音を視覚化するカメラ「SOUNDCAM」
街を走る自転車は

音を視覚化するカメラ「SOUNDCAM」
街をさまよう謎の火の玉に

SOUNDCAMは現在、「SOUNDCAM」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、4,799ユーロの出資+日本への送料72ユーロで「SOUNDCAM」を1台入手可能だ。出荷は2018年12月に予定されている。