ウェザーニューズが2018年「第四回桜開花予想」を発表

ウェザーニューズは3月6日、「第四回桜開花予想」を発表した。今シーズンの開花は、靖国神社や舞鶴公園では3月20日、熊本城では3月21日、上野恩賜公園では3月22日、そして清水寺では3月28日に始まる見通しだとしている。

■2018年の桜開花予想

3月は、開花期を迎える後半に晴れる日が多く、強い寒の戻りはない見込み。このため、西・東日本の太平洋側を中心に、開花時期は例年並~やや早くなりそう。ただし、2月下旬も寒気の影響を受けた北陸は生長が遅れ気味。このため、北陸は例年並~やや遅い予想。


北日本では、3月下旬から周期的に天気が変化し、暖かい日が増える見込みのため、つぼみの生長が加速していく。開花の時期は、例年並の所が多くなりそう。

ウェザーニューズが2018年「第四回桜開花予想」を発表

各エリアごとの桜開花傾向は以下の通り。なお、全国の桜名所700か所の情報については、ウェザーニューズのスマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」の『さくらCh.』、または同社Webサイト『さくらCh.』を参照されたい。

■エリアごとの桜開花予想

◆北海道
北海道は3月中旬までは寒気の流れ込む時期があり、寒さが厳しいものの、3月下旬からは晴れて暖かい日が増えてつぼみの生長が徐々に加速する。特に、4月から5月初めにかけての気温は平年並か高く、晴天と暖かさが後押しし、桜の開花は例年並となる所が多い見込み。

ウェザーニューズが2018年「第四回桜開花予想」を発表

開花前線は、4月25日頃に津軽海峡を渡って渡島半島に上陸。五稜郭公園(函館市)は、4月26日に咲き始め、GWは期間を通して見頃の桜を楽しめそう。札幌市は5月初めから咲き始め、GW終盤にはお花見を楽しめるようになる見込み。その後、5月中旬にかけて、道北や道東へと開花エリアが広がっていく。

◆東北
東北は、3月中旬までは、寒気の流れ込む時期があり、寒さが厳しいため、つぼみの生長はゆっくり。3月下旬からは晴れて暖かい日が増えるため、つぼみの生長が加速し、北部のつぼみも大きく変化していく。特に、4月後半は日差しと暖かさが開花を後押しする。このため、桜の開花は例年並の所が多く、一部のエリアでは例年よりやや遅い見込み。

ウェザーニューズが2018年「第四回桜開花予想」を発表

4月6日頃、福島市付近から開花が始まり、白石川堤一目千本桜(宮城県)は4月7日に開花の予想。東北南部の早い所では4月10日前後から見頃となり、東北北部では、4月中旬から開花が始まって、4月下旬になるとお花見を楽しめる所が増えていく。弘前公園(青森県)は4月21日に開花し、GW前に満開を迎える見込みのため、GWは前半のお花見がおすすめ。


◆関東
関東は、3月は天気が周期的に変化し、寒暖の変化が大きいため、つぼみの生長は加速と減速を繰り返す。ただ、3月中旬からは晴れる日が増え、気温の低下があっても極端な寒の戻りにはならない見込み。このため、つぼみの生長は順調に進み、桜の開花は例年並の所が多くなりそう。

ウェザーニューズが2018年「第四回桜開花予想」を発表

3月20日開花予想の靖国神社(東京都)をはじめ、関東南部は3月20日頃から咲き始め、3月末から4月初めにかけて見頃を迎えそう。関東北部は、3月末から4月初めにかけて開花ラッシュとなり、4月上旬はお花見を楽しめそう。

◆中部
中部では、2月中旬以降も寒暖の変化が大きく、日本海側を中心に寒気の影響を受けやすくなっている。このため、つぼみの生長は、北陸や甲信で昨年の同時期より遅れ気味。このため、桜の開花は、北陸を中心に例年並かやや遅い見込み。

ウェザーニューズが2018年「第四回桜開花予想」を発表

一方、東海は2月末から気温が15度を超えるような日も増え、つぼみの生長が加速している。3月中旬以降は極端な寒の戻りもない見込みのため、このまま順調に生長が進み、桜の開花は例年並の所が多く、例年よりやや早く咲く所もありそう。

3月22日頃、名古屋市や静岡市付近で開花が始まる。東海や山梨県は、3月末までに次々と開花し、4月上旬にかけて見頃を迎えそう。北陸や長野県は、4月に入ると開花が進み、4月中旬にかけてお花見を楽しめそう。

◆近畿
3月は、天気が周期的に変化し、つぼみの生長は加速と減速を繰り返す。ただ、3月中旬からは晴れる日が増え、気温の低下があっても極端な寒の戻りにはならない見込み。このため、つぼみの生長は順調に進み、桜の開花は例年並の所が多くなりそう。

ウェザーニューズが2018年「第四回桜開花予想」を発表

3月20日頃から和歌山県内の早い所で開花が始まり、25日前後に開花ラッシュとなりそう。4月上旬にかけて、近畿北部や山沿いへ開花エリアが広がる。京阪神エリアでは、4月初め頃に見頃を迎える所が多くなりそう。

◆中国・四国
3月は天気が周期変化し、寒暖の変化が大きいため、つぼみの生長は加速と減速を繰り返す。ただ、3月中旬からは晴れる日が増え、気温の低下があっても極端な寒の戻りにはならない見込み。このため、つぼみの生長は順調に進み、桜の開花は例年並の所が多くなりそう。

ウェザーニューズが2018年「第四回桜開花予想」を発表

3月21日開花予想の高知公園(高知県)をはじめ、高知県や愛媛県の早い所で20日頃から咲き始め、25日前後から開花ラッシュとなる見込み。3月末頃からお花見を楽しめる所が多くなりそう。

◆九州
3月は、天気が周期変化し、寒暖の変化が大きいため、つぼみの生長は加速と減速を繰り返す。ただ、3月中旬からは晴れる日が増え、気温の低下があっても極端な寒の戻りにはならない見込み。このため、つぼみの生長は順調に進む。桜の開花は例年並かやや早く、記録的に遅かった昨年に比べて大幅に早く咲き始めそう。

ウェザーニューズが2018年「第四回桜開花予想」を発表

3月20日開花予想の舞鶴公園(福岡県)をはじめ、早い所で20日頃から咲き始め、熊本城(熊本県)や西都原古墳群(宮崎県)など注目の名所で次々と開花する。3月中に、平地のほとんどの所で咲き始め、3月末から4月初めが満開ラッシュとなりそう。