
「Tact Bivvy」は非常用の超小型寝袋。米国コロラド州に本拠を置くSurvival Frogが開発した。

緊急時/災害時に生き延びるためのツール。人は食料がない状態でも水さえあれば1~3週間程度生き延びることができるし、水が無くても2~3日なら生存可能だ。だが風雨にさらされた厳しい状況下で体温を失うと、人は場合によっては15分程度で死んでしまうことがあるという。そのような厳しい環境下で生き延びるために「Tact Bivvy」を開発したと、Survival Frogは説明している。

「Tact Bivvy」は、人の体から発せられた体温を反射し、その90%以上を寝袋内部に保持する。また、人の体から排出された汗などの水分も逃さず、乾燥を防ぐ。これらにより、寝袋内部にサバイバルに必要とされる最低限の空間を作り出す。

実は同様の技術を使った製品はすでに存在している。それらと比較して「Tact Bivvy」の優れている点はパッケージングのうまさ。手のひらサイズの小さいな収納袋は、防災バッグやクルマのグローブボックス、防災グッズ用の棚などに置きやすい。また、明るい蛍光色なので、いざというときに目に付きやすいというメリットも持っている。


多くの同様の製品は、キャンプで利用することもできる仕様になっているが、「Tact Bivvy」はキャンプでの日常使用にはあまり向かないようだ。だが一般的な寝袋と組み合わせれば、キャンプでも使えるケースがあるのだとか。寝袋だけでは寒いというときに、「Tact Bivvy」が温かさを増してくれるという。
サイズは長さ約2.1メートルで、幅が約0.9メートル。重さは136グラム。日本のAmazon.co.jpで購入できる。

ちょっと値段が…と感じている方には、米国Amazon.comからの購入もおススメしたい。こちらでは日本円で3,000円以下で購入可能だ(本稿執筆時点)。
