
「Cyclevision EDGE」は前後にカメラを搭載した自転車用ヘルメット。オーストラリアケアンズに本拠を置くCyclevisionが開発した。

ボタンをタッチするだけで、前後2つのカメラが同時に起動。サイクリスト目線の動画を記録する。一部死角があるものの、全周に近い320度の録画が可能だ。


用途としてはやはりドライブレコーダーだろう。320度の走行記録が撮れるので、事故が発生した際の状況をより広い視野から検証できる。その他、アクションカメラとしてももちろん利用可能だ。


同じことは既存のアクションカメラでもできる。だが、320度を撮影しようとすると複数個を搭載することになり、頭上が重くなってしまうし、また、マウントが外れてしまう危険性も。その点「Cyclevision EDGE」であれば、ヘルメット内に組み込まれているので、重さも感じにくいし、カメラによって頭上のバランスが崩れてしまうことも少ない。

ヘルメットへのカメラ取付例
もちろんジョークだが、それにしても重そうだ
リアカメラで撮影された映像は、Wi-Fi経由でスマートフォンにリアルタイム転送が可能。スマートフォンをハンドルバーに取り付ければ、「Cyclevision EDGE」をバックミラーとして使うことができる。

補助的に使うのならアリか?
撮影された動画ファイルは内部の32GBメモリーに保存され、microUSB経由、またはWi-Fi経由でスマートフォンやPCに転送可能だ。

充電はmicroUSB経由。約3時間の充電で約2.5時間利用可能だ。

モバイルバッテリーを接続すれば、より長時間の利用が可能に
Cyclevisionは現在、クラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、450オーストラリアドル(約3万8,000円)の出資でEarly Bird Special版を入手可能だ。出荷は2018年7月に予定されている。
