Amazonで、Kindleコミックの「超合本版」が2月16日に大量リリースされる。1巻無料タイトルも用意されている。


Kindleは大量の書籍を保有する人には便利なサービス。だが日本のコミックを想定した作りにはなっていないため、数十巻にも及ぶ作品を一気読みする際には驚くほど不便なことがある。次の巻を自分のライブラリから探してダウンロードするまでに、何度もタップしなければならない。最近、Kindleには、コミック作品を自動的にまとめる機能が付加された。だが現時点ではこの機能には不具合が多い。例えば、シリーズが複数のまとまりにされてしまうケースが存在している。


「超合本版」はこのようなストレスを低減してくれる販売方式。コミック作品5巻分を1巻（例外あり）として購入可能だ。これにより、「次の巻はどこ？」と探す手間を減らしてくれる。


超合本版シリーズとしては、昨年夏には真島ヒロさんの『FAIRY TAIL』が、そして年末には勝木光さんの『ベイビーステップ』が発売された。中でも『ベイビーステップ』はファンの間で評価が高い。同作品では、テニスの試合が複数巻に渡るケースが多いのだが、それを切れ目なく一気に読めるためだ。


今回販売開始されるタイトルは、しげの秀一さんの『頭文字D』、加藤元浩さんの『Q.E.D証明終了』『C.M.B　森羅博物館の事件目録』『ロケットマン』、高田裕三さんの『3×3 EYES』、馬場康誌さんの『空手小公子　小日向海流』、真島ヒロさんの『RAVE』、加瀬あつしさんの『カメレオン』、そして前川たけしさんの『鉄拳チンミ』など。このうち、『鉄拳チンミ』以外は1巻が無料で提供される。（『鉄拳チンミ』1巻は半額の1,080円）。







Kindleコミックの場合、「期間限定無料」というサービスがある。これはある特定の日までは読めるが、その日以降は読めなくなってしまうというもの。だが超合本版シリーズの1巻はずっと読める。1巻といっても5巻分なので、これはお得だ。


なお、『ベイビーステップ』超合本版の1巻は発売当初は無料だったが、現在は2,160円になっている。今回発売される超合本版での1巻無料も、一定期間後は有料での販売になると思われるので、早めに取得することをおススメする。