らくらくスマートフォンのイメージ
らくらくスマートフォン4 F-04J(出典:富士通)

富士通が投資ファンドにスマートフォン・携帯電話事業を売却すると正式発表があった。新体制になっても、携帯電話キャリア向けの「らくらく」「arrows」ブランドは存続するとしている。

富士通の子会社、富士通コネクテッドテクノロジーズと富士通周辺機が運営するスマートフォン・携帯電話の工場などを新会社に引き継がせ、その株式を企業再建などを打ち出す投資ファンド、ポラリス・キャピタル・グループが設立する新会社に譲渡する。


ポラリスは、シニア世代に支持がある「らくらく」シリーズや根強い人気のある「arrows」シリーズのブランドと商品開発を支える技術力を高評価し、またシニア向けSNS「らくらくコミュニティ」を生かした新規事業展開も考えているとのこと。5GやIoTに関する技術開発投資、外部との連携や買収、次世代に向けた新製品や新サービスの開始、受託生産(EMS)の拡充なども計画している。