ソフトバンクグループのイメージ

ソフトバンクグループの人型ロボット「Pepper」について、生みの親は誰かをめぐって争いになっている。漫画のような話だが、実際に当事者のあいだで見解に大きな食い違いが生じている。

騒ぎの発端は、ソフトバンクグループのロボット部門ソフトバンクロボティクスがニュースメディア向けに送った資料。元社員で現在は別のロボットメーカー、GROOVE Xの代表者である林要氏について、報道などが「生みの親」「(元)開発リーダー」などと説明するのは誤りだとする内容だった。


この主張に対し、林氏はニュースメディアを通じて「受け入れがたい」などとするコメントを出した。またソフトバンクロボティクスが2014年に公式サイトに掲載した説明にも林要氏を「開発リーダー」と呼称していた、などとする指摘もあり、情報は錯綜した。

ソフトバンクロボティクスでは1月23日、公式サイトにある説明のうち指摘があった部分を修正している。

「当初、“「Pepper」の開発リーダーを務めるプロダクト本部 PMO室 室長の林 要”と記載していたが、「開発リーダー」という表現は誤りのため該当部分を修正した」旨の付記がある。