ひふみんのイメージ

「ひふみん」こと将棋の加藤一二三九段が監修するゲームが登場する。任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」向けで、将棋初心者でも遊べる。ゲーム会社のポケットが開発する。

タイトルは「ひふみんの将棋道場(仮称)」。イメージ映像を見る限り、加藤九段を連想させるキャラクターが登場するもようだ。


加藤九段は、2017年に現役を退いたが、将棋の面白さなどを伝える活動に熱心。ポケットが企画した初心者向け将棋ゲームの監修も快諾した。遊びながら将棋に親しみ、基本的なルールや初歩的な戦略などを自然に学べることを目指して開発するという。

駒の動きや詰みの基本を理解するために最適な1手詰と3手詰を中心に、加藤九段が作成した新作詰将棋123題も収録する予定。

ポケットは、加藤九段が寄せたコメントも紹介している。概要は次の通り。

「昨年63年間の現役生活に終止符を打ったが、ありがたいことに様々なメディアで将棋について語る場を与えられた。6月に藤井聡太四段が公式戦29連勝という記録を打ち立て、12月には羽生善治九段が永世七冠を達成し、国民栄誉賞の受賞が決定し、まさに今、空前の将棋ブームが訪れている。この機会に将棋に興味を持った方に、その楽しさを伝えたいと思い、今回将棋ソフトの監修を受けることとなった。将棋は論理的思考力や集中力を養うのに最適だが、そのためにはまず将棋を好きになってもらいたい。このソフトは今までにない初心者に優しい将棋ソフトになることと思う。期待してほしい」

また、ゲームの発売に先立ち、近日中にスマートフォン向けアプリ「ひふみんRUN すすめ!棒銀一直線」を配信開始予定。

ひふみんのスマートフォンゲーム

ひふみんが「将棋ワールド」を駆け抜けるゲームとなっており、今後はこのアプリを通じ、ニンテンドースイッチ向け作品の開発状況や正式な発売日などを知らせるともしている。