光るつけまつげのイメージ
(出典:立命館大学)

立命館大学と資生堂が開発した「光るつけまつげ」が話題だ。LEDが点灯する仕組みだが、電池などを内蔵せず外部から電磁波で電力を送ることで動作する。

ウエアラブルデバイス(身につける電子機器)に、外部から無線で電力を送るための手法を試す手法の1つとして開発した。


アンテナやLED、光ファイバーなどを一体化したつけまつげで、電池や配線などは不要。1.5メートル離れた場所から電力を送り、点灯させることに成功している。

電力を送る装置は、超音波センサーでつけまつげとの距離を計測し、電磁波を調整する。つけまつげをつけた人が装置に近づいた際も、電磁波の電解強度が常に国の定める防御指針以下になるよう制御する。

ウエアラブルデバイスを動作させるために数メートル先の近距離から電力を送れれば、電池切れなどの心配なく使い続けられる。

今後は「光るつけまつげ」が化粧と関連したファッションとして広がるよう完成度を上げていくほか、つけまつげ以外のウエアラブルデバイスへの展開を期待する。