chaiOSのイメージ

いきなりiPhoneやMacの動作を「凍結(freeze up)」させる恐れがある、という迷惑なWebページがTwitterなどで拡散している。誰かからリンクを受け取るだけで影響が出る場合があり、日本でも海外でもApple製品の専門ブログなどが注意を呼びかけている。

米国の「Mac Rumors」や、日本の「iPhone Mania」などが相次いで伝えたトラブルの概要は次の通り。新たに問題になっているのは、技術共有サイト「GitHub」で公開中のWebページで、「chaiOS」という題名がついており、iPhoneやiPad、MacbookやiMacといった製品の不具合を突くしかけが組み込んである。


リンクを見かけてもタップしなければよいと思いがちだが、一部のメッセージアプリケーションではリンクの内容を自動で表示しようとする機能があるため、誰かから受け取っただけでくだんのしかけが勝手に動作してしまう場合がある。

もし凍結によってメッセージアプリなどの動作が止まってしまったら、いったんアプリを終了させて、バックアップを開き、該当するリンクを含む会話履歴を削除する、といった手間が必要になる。

Apple製品やアプリにはもともと、サイバー犯罪者やいたずら好きが悪用しやすい不具合がいくつも見つかっており、それを突くようなページも今回初めて登場した訳ではない。とはいえ珍しくなくても、うっとうしさに変わりはない。

Mac Rumorsではいちおうの予防策も提示している。ペアレンタルコントロールの設定を変更し、「GitHub」の閲覧を不許可にするというものだ。