タカラトミーのアイコンメーカー
今年Twitterで盛り上がった珍事件といえば…「丸」?

日本漢字能力検定協会が発表した今年の漢字は、北朝鮮のミサイル発射などを理由に「北」となったが、インターネット上ではそれとは別に「私の漢字」を決めようという動きがある。自分たちの一年をもっと別の漢字であらわしたいという思いがあるようだ。

Twitterでは「#私の漢字2017」というハッシュタグをつけて多くの人が、それぞれ思い思いの漢字を投稿している。おいしいものをいっぱい食べたので「飯」。大好きなアイドルをライブなどで直接見れたので「幸」、いろいろな人とあらたなつながりができたので「繁」といった具合だ。


Twitterを宣伝に活用する企業などもさっそく参加。漢字一字に工夫をこらして商品を宣伝したり、ブランドの特徴を紹介したり、単に自社のファンを笑わせようと冗談を言ったりしている。

風変わりなところでいえば玩具メーカーのタカラトミーが選んだ「丸」だ。なんのことか一瞬では分からないが、実はこれ、Twitterのアイコンの枠が四角から丸に変わった一件を思い出してのこと。


タカラトミーは、ファンを楽しませようと、6月15日にタカラトミーのロゴをあしらった四角いアイコンを作成できる「タカラトミーアイコンメーカー」を立ち上げたが、直後の16日、Twitterは予告なしにアイコンの枠を丸に変更。折角の企画はまったく無駄になった。

またタカラトミーは玩具メーカーという会社柄、さまざまな販促グッズも作っていたようだが、四角いアイコンをもとにしたデザインはすべて型遅れになってしまった。

いつも唐突に仕様を変更するTwitterのやることとはいえ、確かにタカラトミーにとってはとりわけ忘れがたい一幕だったろう。

よいこともわるいことも数多くあった2017年。いいあらわす漢字も一字にはおさまらないというのが実際のようだ。