サラハのイメージ画像

匿名で意見や感想、内緒話を送れるメッセージアプリケーション「Sarahah(サラハ)」がじわじわと日本でも話題になっている。サウジアラビア発の製品だ。

サラハは、氏名などの情報を登録し、プロフィールを公開すると、友達や同僚などから匿名でメッセージを受け取れる。またサラハに登録した知人に正体を明かさずメッセージを送ることが可能だ。

今のところ、受け取ったメッセージに返信することはできない。メールやチャットというより「投書箱」のようなものと考えた方がよい。

ごく単純な機能だが必要十分。実名では言いにくい話を伝えられるとしてサウジアラビアにとどまらず世界中で広まっている。目下、日本語には対応していないが、操作画面の説明は簡単な英語で表記してあり、デザインも分かりやすく直感的に扱える。

iPhone版、Androidスマートフォン版アプリのほか、PCでも専用のWebサイトから利用することが可能。

最近は日本語圏でサラハについて言及するブログが増え、Twitter上にサラハのプロフィールを公開してメッセージを募る人がちらほらと出てきた。

驚くにあたらないのは、日本は匿名のメッセージを送ったり受け取ったりできるものとして、個人のWebサイトが交流の中心だった時代には「Web拍手」が人気を博し、SNSが台頭してからは「ザ・インタビューズ」「Ask.fm(アスク)」なども注目を浴びたからだ。サラハはスマートフォン時代にふさわしい使い勝手を備えたそれらの後継といえる。

起こりうる問題も容易に想像できる。Ask.fmで起きたような悪口やいじめ、嫌がらせなど。しかし弊害がすでに明らかになっているにもかかわらず、絶えずかたちを変えてあらわれるこうしたアプリは、匿名での交流が我々にとってどれほど強い魅力を持ち続けているかも示唆している。