流行語大賞の候補
候補となった単語の一例(出典:自由国民社)

自由国民社が毎年発表している「2017年ユーキャン新語・流行語大賞」。今年の候補30件語が公開となった。「AIスピーカー」も入っている。

この賞は、1年の間に発生したさまざまな言葉の中で、世相をついて広く世間をぎわせたものを選び、その言葉に深くかかわった人物、団体を顕彰する。


1984年以来、実に30年余りも続いている。毎年12月初めに発表しており、2017年もその例に漏れない。自由国民社が出している「現代用語の基礎知識」収録の用語をもとに候補を選び、トップテンと年間大賞を決める。

選考委員会は、東京大学名誉教授の姜尚中、歌人の俵万智、女優・エッセイストの室井滋、漫画家のやくみつる、現代用語の基礎知識の編集部長の清水均という各氏で構成する。

AIスピーカー、またはスマートスピーカーは、家庭のリビングなどに置くと、音声で話しかけるだけでインターネットを検索して調べものをしたり、音楽を再生したり、今後のスケジュールを確認したりできる機器。iPhoneやAndroidスマートフォンと違い、手や視界をふさがずに利用でき、「ながら作業」に便利。Amazon.com、Google、Apple、Microsoftなどの大企業が開発に取り組み、新技術に目がないいわゆるオタク層だけでなく、一般からの興味も集めつつある。

スマートスピーカーのイメージ

なお新語・流行語大賞ではAIスピーカーのほか、「刀剣乱舞」や「ユーチューバー」「インスタ映え」などインターネット発の言葉が今年もひしめいている。