(画像はVegamalun GIHのWebサイトから)
アイスランドのイーサフィヨルズゥルに今年9月、3D横断歩道が設置された。工夫を凝らしたペイントによる目の錯覚で、浮かんでいるように見える。
(画像はVegamalun GIHのWebサイトから)
横断歩道は、交差点に進入するクルマから見ると白い四角柱が7本道路上に浮かんでいるように見えるデザイン。これを見たドライバーが驚いてスピードを落とし、周囲をよく見ながら注意深く交差点を通過することを狙ったものだ。
あくまで、交差点に進入するクルマが対象。このため交差点の反対側や上側、あるいは歩行者目線から見ると立体的には見えず、そのトリックはばれて(?)しまう。だが、交差点での事故を防止するには、交差点に進入するクルマのドライバーに横断歩道の存在を気づかせるのが重要で、他の方向から立体的に見えないのは大きな問題ではないそうだ。
(画像はVegamalun GIHのWebサイトから)
(画像はVegamalun GIHのWebサイトから)
3D横断歩道のペイントを担当したのは塗装を専門に請け負う企業Vegamalun GIH。同社のGautur Ivar Halldorsson氏はアイスランドのメディアVisirに対し、3D横断歩道はインドのニューデリーですでに成果を上げており、イーサフィヨルズゥルでも同様の効果を期待できると述べている。
評判は概ね上々。Halldorsson氏によるアイディアとイーサフィヨルズゥル当局が3D横断歩道設置を許可したことに対し、賞賛の声が寄せられている。
(画像はVegamalun GIHのWebサイトから)
(本稿内の画像はGautur Ivar Halldorsson氏の許諾を得て、Vegamalun GIHのWebサイトから転載しています)