サイボウズLiveのイメージ

スケジュールの共有に便利な無料グループウエア「サイボウズLive(ライブ)」が2019年4月15日で終了する。使っている人は乗り換え先の検討を始めた。

グループウエアといえば主に企業の利用が中心だが、サイボウズLiveはほかの分野でも気軽に使えるよう2010年に始まったもの。

自前のサーバーなどを用意する必要がなく、誰でも利用登録、ログインすれば使えるクラウド型で手軽。2017年8月には登録数が合計200万人を超えた。NPO、大学、教育機関、同人活動、PTA、社会人サークルなど幅広い層が導入している。

しかしシステムの老朽化などにより、今後も安定して稼働させるためには抜本的な作り直しと大きな投資が必要になっていた。一方、サイボウズLiveの姉妹版である有料グループウエアも堅調に契約数を増やしており、そちらも改良のため投資が必要。いったん有料版に力を入れることにし、サイボウズLiveの打ち切りを決めた。

終了スケジュールについてはやむを得ない理由で予定は変更になる可能性もある。なお利用している人が投稿したデータはCSV形式でダウンロード可能になる見込み。

すでに乗り換え先探しが始まっている。サイボウズLiveのようなクラウド型グループウエアは、ガイアックスの運営する「iQube(アイキューブ)」の無料プランや、ナレッジスイートの「GRIDY(グリッディ)」、R-international の「R-GROUP」など今や数多く存在する。

なお今回サイボウズLiveの終了が決まったことで、他社も撤退が続くのではないかと不安が生じるが、必ずしも市場全体の流れではない。例えばiQubeは目下のところ無料プランを継続する方針で、近々の打ち切りなどは考えていない。もっとも無料版は制限が多く、充実した機能を求めるのであれば有料版を推奨するとしている。やはり各運営会社とも、有料版を使ってほしい意向があるのは変わらない。