あしたのジョーのイメージ
オリジナルアニメーション「メガロボクス」

往年の人気漫画「あしたのジョー」が連載開始から50周年を迎える2018年に、オリジナルアニメーション「メガロボクス」が公開となる。あしたのジョーを原案とした挑戦的な作品で、春にもテレビ放送を始める。

あしたのジョーは高森朝雄(梶原一騎)原作、ちばてつや作画で、「週刊少年マガジン」で1968年1月1日号から登場。単行本の累計発行部数は2,000万部を突破。アニメ化や実写映画化を果たし、世界中に影響を与えた日本漫画の金字塔。


あしたのジョーのイメージ

身寄りのない風来坊だった矢吹丈が、ボクシングと運命のライバル・力石徹に出会い、プロボクシングで己の生命を燃焼させていく物語は、当時の日本に大きな共感を巻き起こし、寺山修司、三島由紀夫、横尾忠則ら時代を牽引(けんいん)した知識人をも熱狂させた。

50周年に合わせて公開となるメガロボクスは、八百長試合に身を沈めるボクサーが運命に挑むため、自分のすべてを賭けてリングで闘う姿を描く熱いオリジナルストーリー。かつてアニメ「あしたのジョー2」を手掛けたトムス・エンタテインメンがアニメ制作を担当する。

トムスはちばてつや氏のコメントも紹介している。「今の時代にふさわしい、全く新しい切り口の、でもどこかに普遍の核がある、骨の太い作品になるんじゃないかな、と、今から楽しみにしている」とする。