ゲーム内で購入したアイテムを売買する仮想通貨、GAMEFLIPの「FLIP」

米国のゲーム開発企業GAMEFLIPは10月10日、ゲーム内で購入したアイテムなどの売買が可能な仮想通貨「FLIP」を販売すると発表した。イーサリアムブロックチェーンを活用することで、ゲームプレイヤーに安全な取引を提供する。

ゲーム内ではプレイヤーにより、大量のデジタルアイテムが購入されている。だがこれらのデジタルアイテムは、ゲームの利用を止めると同時に無意味なものに。ゲームプレイヤーはゲームにつぎ込んできたお金を取り戻すことはできない。

ゲーム内で購入したアイテムを売買する仮想通貨、GAMEFLIPの「FLIP」
ゲーム内購入アイテムは、ゲームに紐付けられているため
ゲームを止めてしまえば無意味に

GAMEFLIPは、このような状況からゲームプレイヤーを救うデジタルアイテムの取引サイト「GAMEFLIPマーケットプレイス」を運営。数百万人の登録者に対して安全なゲームの取引場所を提供している。マーケットプレイスでは、例えばあるゲームを止める際に、ゲーム内で購入したアイテムなどを他のゲームプレイヤーに販売可能だ。

ゲーム内のアイテムやデジタルコンテンツは、GAMEFLIPマーケットプレイス以外でも様々な方法で売買されている。電子掲示板上での売買もそのひとつ。だがここでの売買は自己責任となり、支払いをしてもデジタルアイテムやコンテンツが届かないといった詐欺も発生している。

ゲーム内で購入したアイテムを売買する仮想通貨、GAMEFLIPの「FLIP」
掲示板などでの直接売買には、詐欺のリスクが

電子掲示板以外の取引場所としては、ゲームプラットフォーム「STEAM」でSTEAM自身が運営するコミュニティマーケットなども存在する。ここでは詐欺などの案件はとんど見られない。だが、売買時には15%もの手数料をSTEAMに支払わなくてはならないし、また、売買に使用するSTEAMクレジットはSTEAM以外では利用できないという制限がある。

GAMEFLIPが運営するGAMEFLIPプラットフォームと仮想通貨FLIPの組み合わせは、こういった問題の解決を目指すシステム。イーサリアムブロックチェーンにより取引が記録されるので、詐欺などの発生を抑制できる。FLIPはERC-20に準拠したトークンであるため、STEAMクレジットなどと比較して高い柔軟性を提供可能だ。GAMEFLIPはこのようにFLIPの提供により、ゲームアイテムの安全な取引と、幅広いゲームプラットフォームへの対応を目指していく。

ゲーム内で購入したアイテムを売買する仮想通貨、GAMEFLIPの「FLIP」
GAMEFLIPが運営するゲームアイテム売買プラットフォーム

ゲーム内で購入したアイテムを売買する仮想通貨、GAMEFLIPの「FLIP」
GAMEFLIPプラットフォームと仮想通貨FLIPの組み合わせで、
ゲーム内アイテムの取引が安全で容易に

FLIPはまた、ゲームの開発者や提供者にも数多くの恩恵をもたらす。GAMEFLIPプラットフォームとFLIPの組み合わせにより、ゲームプレイヤーは従来であれば「高価すぎる」として購入を控えていたアイテムであっても手を出しやすくなる。後に安全に販売できるのであれば、それはある種の“資産”と考えられるためだ。また、値上がりが見込めるレアアイテムの獲得を目指したゲームプレイヤーの増加も見込めるかもしれない。その他、FLIPを採用したことで、これまでには存在しなかった新たな収益手段を見つけられる可能性も秘められている。

GAMEFLIPのCEOであるJT Nguyen氏はFLIPの販売開始について次のように述べた。

「FLIPは、ゲーム開発者や出版者に、強固で素晴らしい恩恵をもたらす仕組みの、エコシステムを備えた唯一の仮想通貨です。我々はFLIPが迅速に採用されて、ゲーム産業のための仮想通貨として、業界随一のものとして利用されることを確信しています」

GAMEFLIPは2017年10月13日から10月20日まで1万イーサリアムの調達を目指すプリセールス、その後2017年11月1日から11月29日まで10万イーサリアムの調達を目指すメインセールスを実施する。FLIPの合計発行数は1億トークン。早期の購入者や大量の購入者に対してはボーナストークンが提供される。詳細については、FLIP販売に関する特設サイト「FLIP crypto-token for buying and selling gaming digital goods(英語版)」を参照されたい。

情報提供:GAMEFLIP