ボールのイメージ

IoT(モノのインターネット)技術を使った野球ボール「Technical Pitch」が話題だ。センサーを内蔵し、投球の回転数などを計測できる。

スマートフォン向けアプリケーション開発のアクロディアと、電子部品メーカーのアルプス電気が手掛けた製品だ。通常の硬式野球ボールと同じ重量、同じ固さ、同じ素材でできているが、3軸加速度センサー、3軸地磁気センサー、3軸角速度センサーを内蔵する。


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球速、回転数、回転軸、球種、変化量、腕の振りの強さを把握することが可能。投げると自動でデータを計測し、BluetoothでiPhoneやAndroidスマートフォンに転送できるほか、専用サーバーに蓄積して解析することも可能。

ピッチングトレーニングが大きく進歩するほか、将来はスカウト担当者などが採用予定の選手の評価を行える。

すでにプロ野球チームから引き合いがあるほか、社会人、大学、高校といった日本国内の対象チーム約5,000チームへの営業が始まっている。もちろん個人でもボールを購入して楽しめる。