インド料理のイメージ

日本で一番インド料理店が多い都道府県はどこだろうか。NTTグループのNTTタウンページが集計し、結果を公開した。

NTTタウンページは職業別電話帳データをもとに毎月独自のランキングを公開しており、今回は72回目となる。


NTTタウンページのデータを見ると、業種分類で 「インド料理店」となっている電話番号の登録件数は、2008年の569件から2017年の2,162件と10年ほどのあいだに4倍近くに増加した。

インド料理のイメージ

インド料理を人口約10万人当たりの登録件数でみると、1位は東京都(3.60件)、2位は山梨県(2.51件)、3位は愛知県(2.16件)になった。全体に都市部に多い傾向にある。

インド料理のイメージ

1位の東京都は、2015年度の国勢調査によるとインド人の人口が一番多い都道府県。江戸川区の西葛西は日本のリトルインディアと呼ばれ、多くのインド人が暮らす。大手町や日本橋などのオフィス街に近く、新興住宅地なので古くからの住民との摩擦が起こりにくいため外国人でも住みやすいからと言われている。

2位の山梨県は2016年の9位から急浮上している。山梨県は特にインド料理店の増加率が高く、国勢調査ではインド人居住者数が4位と高い。

インド料理店を開く人すなわちインド国籍とは限らないが、興味深い結果だ。

3位の愛知県は、インド人居住者数は国勢調査では16位。濃い味が好む住民が多く、たっぷりのスパイスが効いたインド料理は、コクといい旨味といい支持を得やすいと、NTTタウンページは分析している。