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人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの最新作「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」の国内出荷・ダウンロード販売数が累計300万本を突破した。発売から1週間あまりでの実績発表で、初登場から30年以上経っても人気が色あせないことを証明したかたちだ。

ドラゴンクエストは、ゲーム大手スクウェア・エニックスの看板作品となっているロールプレイングゲーム(RPG)。1986年に第1作が登場して以降、多くのファンを獲得し、新作登場時には購入を希望する人が店舗に長蛇の列を作るなど、20世紀中にさまざまな社会現象も起きている。


最新作はソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の据え置きゲーム機「PlayStation 4(PS4)」と任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」向けに開発した、いわゆるマルチプラットフォーム。また店頭などで取り扱うパッケージ版、インターネット経由で取り扱うダウンロード版を用意。広告もテレビ、インターネットなどで多面展開し、東京・秋葉原ではコラボレーションを行ったカフェなども出店した。

すでにその成果は十分に上がったと言える。見わたす限りの世界を美しく描くPS4版と、ドットで描かれる2Dモードと3Dモードを切り替えて遊べる3DS版が、それぞれの特徴が幅広い層から好評を博しているという。

今後は海外版の発売を予定しており、アジア地域では繁体字版、韓国語版が冬以降順次、欧米地域では英語版を2018年に発売予定。国内市場に強いと言われるドラゴンクエストシリーズだが、海外にもファンはおり、さらに販売数の上積みが見込めそうだ。